抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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都市における高層建物の増加に関連して,高層建物の屋上における風観測値の地域代表値としての適切性をメソ気象モデルMM5および都市細密データによる粗度パラメータを用いて検証し,基準点設定の適切性をLES解析から検討した。この検討の主な結果は以下の通り。1)周辺の地表面粗度が観測高さと比べて低い場合はMM5の解析結果と観測結果は良い対応を示す。2)観測高さが地表面粗度に対する平均高さの10倍以上の場合,観測結果とMM5による解析結果は近似する。3)MM5のみでは再現が困難な複雑地表形状の都市域についてはLESとMM5の組合せにより,基準値の精度は向上する。4)本稿で採用した南岸低気圧と台風は再現が容易な事例であり,大規模な気象擾乱を伴う場合については更なる検討を要する。