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J-GLOBAL ID：200902225147200327   整理番号：09A1127575

バイオマスを資源化する 乾式メタン発酵による有機性廃棄物からのメタン回収

著者 (5件)： 藪宏典 (広島県総合技術研 食品工技セ) ,  坂井智加子 (広島県総合技術研 食品工技セ) ,  藤原朋子 (広島県総合技術研 食品工技セ) ,  中島田豊 (広島大 大学院先端物質科学研究科) ,  西尾尚道 (広島大 大学院先端物質科学研究科)
資料名： 生物工学会誌  (Biotechnology)
巻： 87  号： 10  ページ： 481-483  発行年： 2009年10月25日 
JST資料番号： G0440B  ISSN： 0919-3758  CODEN： SEKAEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： メタン発酵は嫌気状態で有機物が加水分解され,最終的にメタン及び二酸化炭素に変換される過程であり,国内ではメタン発酵阻害を受けにくい湿式メタン発酵が排水処理の現場で普及している。本稿では,乾式メタン発酵の問題点を解決した新規プロセスとそれをを利用した食品廃棄物の乾式メタン発酵法について紹介した。新規乾式メタン発酵プロセスは,脱水汚泥からのアンモニア生成を短期間で行い,発生したアンモニアを脱処理した後乾式メタン発酵を行うものである。これにより発酵過程で問題となるアンモニア阻害を回避することが可能である。ラボリアクターを用いた実験でもアンモニア態窒素濃度の急激な上昇は抑制され,脱アンモニア処理が有効であることが示された。

シソーラス用語： *メタン発酵 ,  *廃棄物 ,  バイオマス ,  アルカン ,  *有機性廃棄物
準シソーラス用語： *乾式メタン発酵 ,  資源化 ,  湿式メタン発酵

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  微生物代謝産物の生産  (FK03020A) ,  廃棄物処理  (FJ02024G)

物質索引 (1件)： メタン

引用文献 (7件)：

• http://www.maff.go.jp/j/biomass/index.html
• NICHOLS, C. E. BioCycle. 2004, 45, 47
• NAKASHIMADA, Y. Appl. Microbiol. Biotechnol. 2008, 79, 1061
• SASAKI, H. J. Jpn. Soc. Water Environ. 1999, 22, 983
• 北村. 日本生物工学会大会講演要旨集, 2007. 2007, 106

タイトルに関連する用語 (5件)： バイオマス ,  資源化 ,  乾式メタン発酵 ,  有機性廃棄物 ,  メタン回収