抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
山形県鶴岡市周辺の特産品であるダダチャマメは,普通のエダマメに比べて,食味に最も関与するといわれるスクロース含量と呈色性窒素化合物(ニンヒドリン反応量で定義され,全遊離アミノ酸量と高い正の相関がある・以下,NRQ(ninhydrine reaction quantity)と略称)が多いことが知られている。本研究では市販近赤外分析計Infratec1241によりこれら2成分がどの程度の精度で測定できるか,まず莢を取り除いた剥きマメを用いて,精度の検討を行った。その結果,常温試料で作成したキャリブレーションでは,NRQがR
2=0.79,SECV=0.16%,スクロースがR
2=0.65,SECV=0.46%の精度が得られた。また,4°Cの冷却試料を加えて作成したキャリブレーションの精度はNRQがR
2=0.80,SECV=0.16%,スクロースがR
2=0.68,SECV=0.44%であり,これらは実用的な精度であると判断した。(著者抄録)