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J-GLOBAL ID：200902231650275318   整理番号：08A0826208

沿岸波浪の連続観測データを用いた港内係留船舶の荷役稼働率の評価と考察

著者 (3件)： 白石悟 (北海道工大 空間創造) ,  永井紀彦 (港湾空港技研) ,  LEE Jae Hyeng
資料名： 海洋開発論文集  (Annual Journal of Civil Engineering in the Ocean, JSCE)
巻： 24  ページ： 993-998  発行年： 2008年06月25日 
JST資料番号： L0321A  ISSN： 0912-7348  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 港湾では,係留施設の整備検討を行う際に,港内静穏度の評価を行い,港内での円滑な荷役に必要な防波堤など外郭施設の整備水準を検討する。港内静穏度は,係留船舶の動揺の影響を考慮した荷役稼働率で評価する。その際用いる波浪の出現頻度表は,港外で観測された2時間に一回の20分間観測データに基づき作成されていたが,近年の通信および情報処理技術の進歩にともない,NatiOnwide Wave information network for Ports and HArbourS(NOWPHAS,ナウファス,全国港湾海洋波浪情報網)において,切れ目のない連続観測が実施されるようになった。本論文では,切れ目のない連続観測記録に基づいて,通常波浪成分および長周期波成分に対する荷役稼働率を求め,従来の2時間に1度の観測間隔のデータより計算された荷役稼働率と比較し,その影響について考察した。

シソーラス用語： 港湾施設 ,  *港湾整備 ,  係留施設 ,  静穏度 ,  港湾荷役 ,  *稼働率 ,  *係船 ,  *波浪予報 ,  *測定データ ,  通信技術 ,  情報技術 ,  頻度 ,  波高 ,  長波【流体波】 ,  回帰分析 ,  有義波高 ,  発生頻度
準シソーラス用語： 外郭施設 ,  出現頻度

分類 (1件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H)

引用文献 (5件)：

• 1) 上田茂, 白石悟, 大島弘之, 浅野恒平: 係岸船舶の動揺に基づく荷役許容波高の提案および稼働率, 海岸工学論文集, 第41巻, pp.916-920, 1994.
• 2) 永井紀彦, 小川英明, 額田恭史, 久高将信: 波浪計ネットワークによる沖合津波観測システムの構築と運用, 海洋開発論文集, 第20巻, pp.173-178, 2004.
• 3) (財) 沿岸技術研究センター: 港内長周期波影響評価マニュアル, 沿岸技術ライブラリーNo. 21, 2004.
• 4) Bower, E.C.: Low Frequency Waves in Intermediate Water Depth, Proc. of 23th ICCE, Vol. 1, pp.832-845, 1992.
• 5) 上田茂, 白石悟, 大島弘之, 浅野恒平: 係岸船舶の動揺に基づく荷役許容波高の提案および稼働率, 港湾技術研究所資料, No. 779, p.64, 1994.

タイトルに関連する用語 (6件)： 沿岸波浪 ,  連続観測 ,  係留船舶 ,  荷役 ,  稼働率 ,  評価