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J-GLOBAL ID：200902234213587261   整理番号：09A1044854

グレリンはマウスの実験的糖尿病性神経障害を覆す

Ghrelin reverses experimental diabetic neuropathy in mice

著者 (4件)： KYORAKU Itaru (Div. of Neurology, Respirology, Endocrinology and Metabolism, Dep. of Internal Medicine, Fac. of Medicine, Univ. of ...) ,  SHIOMI Kazutaka (Div. of Neurology, Respirology, Endocrinology and Metabolism, Dep. of Internal Medicine, Fac. of Medicine, Univ. of ...) ,  KANGAWA Kenji (Dep. of Biochemistry, National Cardiovascular Center Res. Inst., Osaka 565-8565, JPN) ,  NAKAZATO Masamitsu (Div. of Neurology, Respirology, Endocrinology and Metabolism, Dep. of Internal Medicine, Fac. of Medicine, Univ. of ...)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 389  号： 3  ページ： 405-408  発行年： 2009年11月20日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 胃により産生されるアシル化ペプチドであるグレリンは食物の取り込みと成長ホルモンの分泌を増し,炎症と酸化ストレスを抑制し,細胞の生存と増殖を促進する。我々は,マウスの非制御ストレプトゾトシン(STZ)誘導糖尿病における多発神経障害の治療におけるグレリンの薬理学的潜在能力を調べた。グレリンまたはデスアシル型グレリンをSTZ誘導糖尿病性多発神経障害の発生後4週間に渡り毎日投与した。グレリンの投与は生理食塩水またはデスアシル型グレリンを投与したマウスと比較して,食物の取り込み,体重の増加,血中ブドウ糖レベル,あるいは血漿インスリンレベルを変えなかった。グレリンの投与は糖尿病マウスの運動および感覚神経伝導速度の減少を寛解し,それらの温度感覚と,酸化ストレスマーカーである8-イソプロスタグランジンαの血漿濃度を正常化した。デスアシル型グレリンはいずれの効果も示さなかった。糖尿病マウスモデルにおけるグレリンの投与は多発神経障害を寛解した。従って,グレリンの効果はこの難治性疾患の治療の新しい治療上のパラダイムを表す。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *糖尿病性ニューロパチー ,  *グレリン ,  マウス ,  糖尿病 ,  速度 ,  知覚神経 ,  酸化ストレス ,  温覚 ,  ニトロソアミン ,  ヘキソサミン ,  ウレア化合物
準シソーラス用語： *糖尿病神経障害 ,  神経伝導速度 ,  温度感覚

分類 (2件)： 細胞構成体の機能  (EF03060C) ,  代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J)

物質索引 (2件)： ストレプトゾトシン ,  8-イソプロスタグランジンE₂

タイトルに関連する用語 (4件)： グレリン ,  マウス ,  実験 ,  糖尿病性神経障害