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J-GLOBAL ID：200902235717383302   整理番号：08A0996257

アコヤガイの血清タンパク質含量を指標とした優良親貝の選抜

Selection of Superior Parent-shells of the Pearl Oyster Pinctada fucata martensii Based on the Serum Protein Contents

著者 (3件)： 岩永俊介 (長崎県総合水試) ,  桑原浩一 (長崎県総合水試) ,  細川秀毅 (高知大 農)
資料名： 水産増殖  (Aquaculture Science)
巻： 56  号： 3  ページ： 453-461  発行年： 2008年09月20日 
JST資料番号： Y0285A  ISSN： 0371-4217  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 赤変病に対して耐病性があり生残率が高いアコヤガイの作出方法を開発することを目的に,2002年と2003年の種苗生産に血清タンパク質含量を指標として親貝の選抜を行った。血清タンパク質の高含量群から生産した種苗は,低含量群に比べて,種苗生産時では受精率や成長率が高く,1才貝の育成や挿核手術後の飼育で耐病性について明確な差がなかったものの,成長率や血清タンパク質含量とともに生残率が有意に高かった。以上の結果から,血清タンパク質含量による親貝の選抜は,種苗生産を効率化するとともに,成長や生残率の優れた種苗を生産するうえで有効であることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *アコヤガイ ,  *血清タンパク質 ,  耐病性 ,  病害防除 ,  *種苗管理 ,  採卵 ,  *分離育種
準シソーラス用語： *Pinctada fucata ,  アコヤガイ赤変病 ,  *種苗生産 ,  親貝選別 ,  生残率 ,  *選抜育種

分類 (2件)： 増養殖の技術  (FH04020Y) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V)

引用文献 (32件)：

• CARROLL, N. V. The determination of glycogen in liver and muscle by anthrone reagent. J. Biol. Chem. 1956, 220, 583-593
• 船越将二. 血液によるアコヤガイ健康診断の試み 1. 研究のねらいと採血方法の検討. 全真連技術研報. 1985, 1, 23-27
• 船越将二. アコヤガイ血清蛋白質量の季節変化. 全真連技術研報. 1986, 2, 47-51
• 船越将二. アコヤガイの身入度低下に対する血清蛋白質量の診断指標的価値. 全真連技術研報. 1987, 3, 37-43
• 船越将二. アコヤガイ血清蛋白質量の年齢差および血清蛋白質量におよぼす低比重海水の影響. 全真連技術研報. 1987, 3, 49-51

タイトルに関連する用語 (6件)： アコヤガイ ,  血清 ,  タンパク質含量 ,  指標 ,  親 ,  貝