文献

J-GLOBAL ID：200902236423897371   整理番号：08A0320642

示差走査熱量計校正用標準物質としてのシクロヘキサンの妥当性に関するラウンドロビンテスト

Round Robin Test on Validation of Cyclohexane as a Reference Material for Calibration of Differential Scanning Calorimeters

著者 (22件)： 清水由隆 (日本熱測定学会) ,  清水由隆 (産業技術総合研 計測標準研究部門) ,  小棹理子 (日本熱測定学会) ,  小棹理子 (ソニー学園湘北短大) ,  川路均 (日本熱測定学会) ,  川路均 (東京工大 応用セラミックス研) ,  城所俊一 (日本熱測定学会) ,  城所俊一 (長岡技科大 生物系) ,  木村隆良 (日本熱測定学会) ,  木村隆良 (近畿大 理工) ,  古賀信吉 (日本熱測定学会) ,  古賀信吉 (広島大 大学院教育学研究科) ,  澤田豊 (日本熱測定学会) ,  澤田豊 (東京工芸大) ,  西本右子 (日本熱測定学会) ,  西本右子 (神奈川大 理) ,  山崎淳司 (日本熱測定学会) ,  山崎淳司 (早稲田大 創造理工) ,  吉田博久 (日本熱測定学会) ,  吉田博久 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科) ,  加藤英幸 (日本熱測定学会) ,  加藤英幸 (産業技術総合研 計測標準研究部門)
資料名： 熱測定  (Calorimetry and Thermal Analysis)
巻： 35  号： 2  ページ： 68-75  発行年： 2008年03月31日 
JST資料番号： Z0896A  ISSN： 0386-2615  CODEN： NESOD2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本熱測定学会標準化作業グループは,シクロヘキサンがDSCの低温域での校正用標準物質として適切かどうかの確認を行うため,その相転移温度および相転移エンタルピーについてのラウンドロビンテスト(RRT)を行った。RRTには19機関の参加があった。シクロヘキサンの固相間相転移および融解についてそれぞれの補外開始温度,ピーク温度および相転移エンタルピーの報告を受けた。全ての測定結果において,各試験室内のばらつきに比べて試験室間のばらつきの方が大きかった。このことは,シクロヘキサンの相転移温度および相転移エンタルピーの各試験室内での測定再現精度は高いが,いくつかの試験室の結果についてはかたよりを有していることを意味している。繰り返し精度の高さからシクロヘキサンをDSCの校正に使用することは妥当である。シクロヘキサンを用いた適切な校正により,DSCの測定結果をより精確なものにすることが可能である。(著者抄録)

シソーラス用語： *示差走査熱量測定 ,  信頼性試験 ,  *共同比較試験 ,  *キャリブレーション ,  標準物質 ,  融解熱 ,  転移温度 ,  再現性 ,  測定精度 ,  *シクロアルカン ,  *ラウンドロビン試験
準シソーラス用語： *ラウンドロビンテスト

分類 (1件)： 化学分析一般  (CC07010Q)

物質索引 (1件)： シクロヘキサン

引用文献 (14件)：

• HOHNE, G. W. H. Thermochim. Acta. 1993, 160, 1
• SARGE, S. M. Thermochim. Acta. 1994, 247, 129
• 標準物質に関連して用いられる用語及び定義. JIS Q 0030. 1997
• 標準物質の認証-一般的及び統計学的原則. JIS Q 0035. 1997
• プラスチックの転移温度測定方法. JIS K 7121. 1987

タイトルに関連する用語 (6件)： 示差走査熱量計 ,  校正 ,  標準物質 ,  シクロヘキサン ,  妥当性 ,  ラウンドロビンテスト