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J-GLOBAL ID：200902236964182367   整理番号：09A1053244

ガンガゼ Diadema setosum 生殖腺の呈味特性

Taste characteristics of the gonad of longspine black urchin Diadema setosum

著者 (6件)： 金子浩大 (東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科) ,  白井隆明 (東京海洋大学食品生産科学科) ,  田中宗彦 (東京海洋大学食品生産科学科) ,  亀井正志 (長崎県立長崎鶴洋高校) ,  松本仁 (長崎県立長崎鶴洋高校) ,  大迫一史 (東京海洋大学食品生産科学科)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 75  号： 4  ページ： 689-694 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガンガゼの有効利用法開発の一端として,他のウニと食品としての適性の比較を行った。遊離アミノ酸組成は大きく異なり,ガンガゼの遊離甘味アミノ酸の組成比は他のウニより非常に低く,また,遊離苦味アミノ酸の組成比は高い値を示した。また,ウニの遊離アミノ酸組成に基づき調製した合成エキスを用いた官能検査の結果から,ガンガゼの呈味は甘味が弱く,苦味が強いことが明らかになった。ガンガゼが不味いと言われる原因の一つに,甘味アミノ酸の組成比が低く,苦味アミノ酸の組成比が高いことが原因であることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ウニ ,  *生殖腺 ,  *呈味物質 ,  *水産食品 ,  遊離アミノ酸 ,  エキス ,  アミノ酸組成 ,  甘味 ,  苦味 ,  官能検査
準シソーラス用語： *Diadema setosum ,  *ガンガゼ

分類 (3件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  動物性水産食品  (FJ13020C) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

引用文献 (18件)：

• 1) 田村真弓.海域環境改善の取り組み最前線 海域環境での取り組み 豊かな海の森づくり—藻場造成,磯焼け対策の取り組みについて—.港湾 2008; 85: 24-25.
• 2) 大迫一史.「磯焼けの原因とされる魚類」の食品への利用.フードリサーチ 2006; 616: 66-70.
• 3) 寺脇利信,吉村 拓,井関和夫.<磯焼け現象を考える>魚の食害対策について.漁港 2004; <b>46</b>: 16-20.
• 4) 四井敏雄.長崎県下における磯焼けとその回復のための技術的課題.藻類 1997; 45: 29.
• 5) Osako K, Hossain MA, Ruttanapornvareesakul Y, Fujii A, Kuwahara K, Okamoto A, Nagano N. The aptitude of the green alga Ulva pertusa as a diet for purple sea urchin Anthocidaris crassispina. Aquaculture Science 2006; 54: 15-23.

タイトルに関連する用語 (2件)： ガンガゼ ,  生殖腺