文献
J-GLOBAL ID:200902238583092208   整理番号:09A0875880

ブタを起源とする新型H1N1インフルエンザウイルスのin vitroおよびin vivoでの特徴の解明

In vitro and in vivo characterization of new swine-origin H1N1 influenza viruses
著者 (40件):
資料名:
巻: 460  号: 7258  ページ: 1021-1025  発行年: 2009年08月20日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
A型インフルエンザウイルスは,地域的もしくは世界規模での大発生を繰り返しており,こうした流行はヒトの健康や世界経済に重大な影響を及ぼす可能性がある。最近,ヒトで病気を引き起こし,ヒト間で伝染するA型インフルエンザウイルスの新規な株が見つかったが,これはおそらく,この新型ウイルス株に対する既存の免疫がほとんど,あるいは全くないためである。2009年6月11日に,世界保健機関は新型ウイルス株による感染がパンデミックの域に達したと宣言した。新型ウイルスはH1N1亜型のA型インフルエンザウイルスと見なされ,そのゲノム断片はブタのウイルスと最も近縁であった。ブタ起源H1N1インフルエンザウイルス(S-OIV)へのヒト感染のほとんどは軽度のようだが,入院患者の相当数には基礎疾患がなく,S-OIVが病原となりうることを立証している。新型ウイルスがもたらすリスクをよりよく評価するために,米国で最初に得られたS-OIV単離株の1つであるA/California/04/09(H1N1,以降CA04とよぶ),およびその他のいくつかのS-OIV単離株のin vitroおよびin vivoでの特徴を明らかにした。CA04および調べたほかの単離株はマウスとフェレットで,現在広まっているヒトH1N1ウイルスよりも効率よく複製する。また,CA04は非ヒト霊長類中でも効率よく複製し,感染したマウス,フェレットおよび非ヒト霊長類の肺で,現在広まっているヒトH1N1ウイルスよりも重篤な病変を引き起こし,フェレット間では伝染がみられる。特定の病原体をもたないSPFミニブタでは,CA04は臨床症状を伴わず複製する。異なる年齢の集団から採取したヒト血清の評価からは,1918年に広まったウイルスに抗原性が極めてよく似ているヒトH1N1ウイルスへの感染が,CA04に対する中和抗体活性を付与すると考えられた。また,CA04が認可済みおよび実験段階の抗ウイルス薬に対して感受性であることを示す。このことは,これらの化合物が最近宣言されたS-OIVパンデミックに対する最初の防衛手段として機能しうることを示唆している。Copyright Nature Publishing Group 2009
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ウイルス感染の生理と病原性 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る