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J-GLOBAL ID：200902245124497730   整理番号：09A0487043

酸性pH条件で生じるヒトIgGの非天然構造を特異的に認識するペプチドモチーフの発見と特性化

Discovery and Charcterization of a Peptide Motif That Specifically Recognizes a Non-native Conformation of Human IgG Induced by Acidic pH Conditions

著者 (7件)： SAKAMOTO Kotaro (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN) ,  ITO Yuji (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN) ,  ITO Yuji (Japan Sci. and Technol. Agency, Miyazaki, JPN) ,  HATANAKA Takaaki (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN) ,  SONI Preeti Brijiral (Japan Sci. and Technol. Agency, Miyazaki, JPN) ,  MORI Toshiyuki (National Inst. Health, Maryland) ,  SUGIMURA Kazuhisa (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 284  号： 15  ページ： 9986-9993  発行年： 2009年04月10日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： IgGのアフィニティーカラムによる精製に用いられるプロテインAの代替ペプチドを設計した。T7ファージディスプレイスクリーニングによりヒトIgGと特異的に結合するファージクローンを選抜し,これらのクローンから得られたペプチドの共通配列から合成ペプチド(CTGYWPRAWGLC)を作成した。II型モチーフと名前をつけたこのペプチドは,IgGが酸性で生じる立体配座のみを認識した。本ペプチドを用いてIgGの酸処理により生じる酸性型立体配座異性体の分子を特性化し,pH3以下,20~40°Cでの異性体形成と,異性体の抗原あるいはFcレセプターとの結合能,モノマーとしての存在,中性pH,25°C以上での長期間放置での凝集などを明らかにした。本ペプチドは抗体の酸処理や長期保存により生じる抗体の失活や凝集機構の解明に有効である。

シソーラス用語： *細菌タンパク質 ,  アミノ酸配列 ,  分子設計 ,  生体物質類似体 ,  ペプチド合成 ,  アフィニティークロマトグラフィー ,  分子認識 ,  ペプチドライブラリー ,  遺伝学実験技術 ,  *免疫グロブリンG ,  ヒト ,  立体異性体 ,  凝集 ,  変性 ,  酸処理 ,  pH依存性 ,  ファージディスプレイ法 ,  *ブドウ球菌タンパク質A ,  化学分析 ,  解析 ,  分析 ,  生化学的分析
準シソーラス用語： ファージディスプレイ ,  *プロテインA ,  配座異性体

分類 (1件)： 抗原・抗体・補体の生産と応用  (ED04030W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 酸性 ,  pH ,  ヒトIgG ,  発見 ,  特性化