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J-GLOBAL ID：200902249841899148   整理番号：09A0935836

気球搭載用水晶摩擦気圧計の開発とBU30-5号機による性能実証試験

Development of a balloon-borne quartz friction gauge and a performance demonstration test using the BU30-5 balloon experiment

著者 (5件)： 栗原純一 (Nagoya Univ.) ,  村田功 (Tohoku Univ.) ,  佐藤薫 (Univ. Tokyo) ,  冨川喜弘 (National Inst. Polar Res.) ,  阿部琢美 (JAXA)
資料名： 宇宙航空研究開発機構研究開発報告 JAXA-RR-  (JAXA-RR)
号： 08-001  ページ： 43-56  発行年： 2009年02月27日 
JST資料番号： G0143B  ISSN： 1349-1113  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 科学気球や観測ロケットなどが飛翔する超高層大気環境における気圧の計測は,技術的にも科学的にも極めて重要である。本研究で開発した飛翔体搭載用小型気圧計は,水晶振動子の共振インピーダンスが圧力に応じて変化する原理を利用した水晶摩擦気圧計と呼ばれるもので,地表から高度100km付近までに相当する広い計測圧力範囲(10⁵~10^-2Pa)に特徴がある。また,センサ部は約100g,データ処理部は約200gと小型軽量であることに加えて1W以下の低消費電力を達成し,特に重量が厳しく制限される高高度気球などの飛翔体への搭載に適している。腕時計などにも広く使用されている音叉型水晶振動子は耐振動・衝撃性に優れた構造を持ち,高い耐環境性能が要求される観測ロケットにも搭載可能である。本報告では,開発した水晶摩擦気圧計の性能試験結果について述べるとともに,BU30-5号機を用いた性能実証試験についても報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： 水晶発振器 ,  *気圧計 ,  計測 ,  性能試験 ,  *実証実験 ,  *気球 ,  装置 ,  超高層大気 ,  圧力測定
準シソーラス用語： in-situ計測 ,  その場計測 ,  搭載装置

分類 (2件)： 中層大気・超高層大気一般  (DC04030S) ,  航空機  (QK06000K)

引用文献 (8件)：

• Yamagami, T., Saito, Y., Matsuzaka, Y., Namiki, M., Toriumi, M., Yokota, R., Hirosawa, H., Matsushima, K., “Development of the highest altitude balloon”, Adv. Space Res., 33, pp. 1653-1659, 2004.
• 伊藤秀明, “水晶摩擦真空センサ”, 日本音響学会誌, 51巻1号, pp. 49-53, 1995.
• Hedin, A. E., “Extension of the MSIS thermosphere model into the middle and lower atmosphere”, J. Geophys. Res., 96, pp. 1159-1172, 1991.
• Ono, M., Hirata, M., Kokubun, K., Murakami, H., Hojo, H., Kawashima, H., and Kyogoku, H., “Quartz friction vacuum gauge for pressure range from 0.001 to 1000 Torr”, J. Vac. Sci. Technol. A, 4, pp. 1728-1731, 1986.
• Kokubun, K., Hirata, M., Murakami, H., Toda, Y. and Ono, M., “A bending and stretching mode crystal oscillator as a friction vacuum gauge”, Vacuum, 34, pp. 731-735, 1984.

タイトルに関連する用語 (6件)： 気球 ,  水晶 ,  摩擦 ,  気圧計 ,  開発 ,  実証試験