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J-GLOBAL ID：200902249959593493   整理番号：08A0539707

葉身SPAD値による水稲酒米品種山田錦の収量および玄米タンパク質含有率の生育診断

著者 (2件)： 石井健太郎 (九州東海大 大学院農学研究科) ,  片野學 (九州東海大 大学院農学研究科)
資料名： 日本作物学会九州支部会報  (Report of the Kyushu Branch of the Crop Science Society of Japan)
号： 74  ページ： 27-30  発行年： 2008年05月15日 
JST資料番号： F0922A  ISSN： 0285-3507  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 施肥条件の異なる水田で水稲酒米品種山田錦を栽培し,移植以降から収穫期まで毎週の葉身SPAD値と収量との関係および出穂以降毎週の止葉を含む上位4枚の葉身SPAD値と玄米タンパク質含有率との関係を検討した。その結果,山田錦の収量は有効茎決定期の前後週のSPAD値より推定でき,穂揃期および登熟初期のSPAD値により玄米タンパク質含有率がそれぞれ推定できることが示唆された。このため,この時期以前の状態を改善させることが,本品種を安定的に栽培するための方策であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 葉 ,  葉身 ,  *水稲 ,  相関 ,  収率 ,  玄米 ,  タンパク質 ,  含有量 ,  成長 ,  組織中濃度 ,  *クロロフィル ,  酒造米
準シソーラス用語： 収量 ,  生育 ,  相関関係 ,  葉緑素

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  植物の生化学  (EH01050J)

引用文献 (8件)：

• 羽根正憲・田守健夫・山本良孝 1984. 倒伏軽減剤が水稲の形態並びに収量構成要素に及ぼす影響. 北陸作物学会報19(0331): 21-22.
• 堀江 武・中川博視・吉良智彦 1986. イネの発育過程のモデル化と予測に関する研究.(1) 発育動態の気象的予測モデルについて. 日作紀 55 (別1): 214-215.
• 木戸三夫・梁取昭三 1965. 米粒蛋白質集積過程の組織化学的研究. 日作紀34(2): 204-209.
• 楠谷彰人・上田一好・橋本拓也・諸隈正裕・豊田正範・浅沼興一郎2001. 香川県における酒米の栽培および育種に関する基礎研究: 雑種初期世代からの葉色に対する選抜が後代のタンパク質含有率やその他の酒米特性に及ぼす影響 (品種・遺伝資源). 日作紀 70(4): 554-560.
• 中川祥治・田村夕利子・緒方善丸2000. 有機および慣行栽培米の品質特性の比較. 日作紀 69: 31-37.

タイトルに関連する用語 (11件)： 葉身 ,  SPAD値 ,  水稲 ,  酒米 ,  品種 ,  山田錦 ,  収量 ,  玄米 ,  タンパク質 ,  含有率 ,  生育診断