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J-GLOBAL ID:200902252491150565   整理番号:08A1055410

Moessbauer分光法により探測したLaFeAsOにおけるスピン秩序化と超伝導体LaFeAsO0.89F0.11におけるその抑制

Spin Ordering in LaFeAsO and Its Suppression in Superconductor LaFeAsO0.89F0.11 Probed by Moessbauer Spectroscopy
著者 (19件):
資料名:
巻: 77  号: 10  ページ: 103706.1-103706.3  発行年: 2008年10月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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26Kの転移温度をもつ鉄ベース層状超伝導体LaFeAsO0.89F0.11およびその親材料LaFeAsOに57Fe Moessbauer分光法を適用した。4.2から298Kまでの温度範囲を通してFドープ超伝導体のMoessbauerスペクトル中に磁気分裂のない一重項パターンを観測した。さらに,7Tの磁場において4.2Kで測定したスペクトルに対して付加的な内部磁場を観測しなかった。他方,140Kより下で親LaFeAsOにおいて磁気的に分裂したスペクトルを観測し,この温度は正方相から斜方相への構造相転移の温度よりわずかに低く,この相転移には150K周辺で電気抵抗率の異常を伴った。斜方相において4.2Kで5.3Tの内部磁場から磁気モーメントを約0.35μB/Feと評価し,4.2Kでもスピン無秩序が磁気秩序化状態において残っているように見える。4.2Kに至るまでLaFeAsO0.89F0.11における磁気転移の欠如は,この系が常磁性状態を示す,あるいは磁気モーメントが小さいことを示唆している。得られた結果は,Fドーピングが親材料における磁気および構造転移を効率的に抑制し,Fドープ系における超伝導の出現に導くことを示した。(翻訳著者抄録)
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その他の無機化合物のMoessbauer効果  ,  酸化物系超伝導体の物性 
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