文献

J-GLOBAL ID：200902258359821556   整理番号：08A1063529

立体規則性ポリアルキルチオフェン類の動的構造

Dynamic Structure of Regioregulated Poly(alkylthiophene)s

著者 (4件)： YAZAWA Koji (Tokyo Inst. of Technol., Kanagawa, JPN) ,  INOUE Yoshio (Tokyo Inst. of Technol., Kanagawa, JPN) ,  YAMAMOTO Takakazu (Tokyo Inst. of Technol., Kanagawa, JPN) ,  ASAKAWA Naoki (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 112  号： 37  ページ： 11580-11585  発行年： 2008年09月18日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fourier変換赤外分光法を用い,立体規則性ポリ3-ヘキシルチオフェン(P3HT)とポリ3-ブチルチオフェン(P3BT)の固体構造を調べた。P3HTは典型可溶性共役高分子であって,そのキャリア移動度を最大にする鍵は何であろうか? その足がかりとして,P3HTとP3BT間の動的構造と形態上の差を考察した。この研究はP3HTについてチオフェンねじりのにじりガラス転移(T_gp)が300K周辺で存在することを示した。付加的に,アニーリングがガラス状結晶,結晶及び柔粘性結晶の占有率に及ぼす影響も調べた。アニーリングした試料は柔粘性結晶が支配し,この相はT_gp以下のアニーリング温度で増加する。P3HT中の結晶化に対するフラストレーションはP3BT中のフラストレーションよりも弱い,結局,柔粘性結晶が主たる構造として形成され,一方,P3BTは通常の意味で明白な結晶とガラス状結晶の両者を形成する。

シソーラス用語： *ポリチオフェン類 ,  立体規則性 ,  共役 ,  *動的構造因子 ,  *形状制御 ,  温度依存性 ,  *アニーリング【現象】 ,  *ガラス転移 ,  ガラス転移点 ,  ねじり ,  ガラス状態 ,  *柔粘性結晶 ,  占有率 ,  結晶化 ,  フラストレーション効果 ,  FTIR分光法 ,  キャリア移動度 ,  アニーリング温度 ,  共役重合体 ,  *サーボ制御
準シソーラス用語： ガラス転移温度 ,  フーリエ変換赤外分光法 ,  共役高分子 ,  形態制御

分類 (1件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 立体規則性 ,  ポリアルキルチオフェン ,  動的構造