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J-GLOBAL ID:200902265204757823   整理番号:08A0361344

東京中心部における都市の光化学:2.酸化体(オゾン+二酸化窒素)生成の速度と型

Urban photochemistry in central Tokyo: 2. Rates and regimes of oxidant (O3+ NO2) production
著者 (8件):
資料名:
巻: 113  号: D6  ページ: D06301-D06301-14  発行年: 2008年03月19日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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酸化体(Ox=オゾン+二酸化窒素),F-D(Ox)の正味光化学生成速度を,東京の2004年の冬と夏に,実測と計算で得たHO2のラジカル濃度を用い調べた。両者の場合について,計算で得たRO2(有機ペルオキソ基)ラジカル濃度を用いた。二つのHO2のデータセットを用い計算した速度は似ていた。夏のスモッグ日(正午のオゾンの濃度が100ppbv以上)の朝のF-D(Ox)値は,スモッグのない日(代表的には正午のオゾン濃度は30ppbv)より高かった。しかし,たった一日で生じたオゾン量は,日中いっぱいF-D(Ox)を統合して評価したのと同じように,二つの期間中大きな相違はなかった。この解析結果,都市中心部でのスモッグ事象の生起は,すぐに現地における光化学の強さの毎日の変化によって,すぐに説明できないことを示唆していた。スモッグ日は,光化学と気象との結合が重要と考えられ,長い日数にわたって気団内に蓄積された酸化体が,都市中心部にほぼ正午に,海陸風の循環により運ばれていた。夏における日中のF-D(Ox)値の最大平均,実測と計算によるHO2レベルを用い得られた11と13ppbvh-1は,それぞれ冬(8と6ppbvh-1)における,それらより1.5と2.2倍だけ高かった。冬,高いNO濃度に対するHO2レベルの過小評価は,モデルで得たHO2を用い計算したとき,F-D(Ox)の過小評価の原因になっていた。一方,モデルは,冬にOx生成の揮発性有機化合物(VOC)ー限定型を予測し,実測HO2に基ずくF-D(Ox)は,VOC-限定型の特徴を示さず,かつ着実にそれが20ppbvを越えたときでさえ,NOの混合比の増加と共に増えていた。夏には,非メタン炭化水素(NMHCs)とNOx濃度に対するF-D(Ox)の依存度は,二つの場合と似ていて,その中で,実測と計算したHO2のレベルを用いた。VOC-限定型は,スモッグのない日を予想し,スモッグ日についてはNOx-限定型に変わっていた。東京について決めたF-D(Ox)値を,他の都市の値と比較した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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気圏環境汚染 

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