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J-GLOBAL ID：200902265557874696   整理番号：08A0725209

水の循環系モデリングと利用システム 北方林地帯における水循環特性と植物生態生理のパラメータ化 北方林における生態系全体および下層植生の蒸発散量

著者 (8件)： 飯田真一 (森林総合研) ,  太田岳史 (名古屋大 大学院生命農学研究科) ,  中井太郎 (JST-CREST) ,  中井太郎 (北大 低温科研) ,  松本一穂 (名古屋大 大学院生命農学研究科) ,  MAXIMOV T. C. (IBPC, RAS) ,  DOLMAN A. J. (Vrije Univ., NLD) ,  矢吹裕伯 (地球環境観測研究セ)
資料名： 研究領域「水の循環系モデリングと利用システム」第4回領域シンポジウム(平成14年度採択研究課題終了シンポジウム)講演要旨集 平成19年  (科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業)
ページ： 83  発行年： 2007年 
JST資料番号： N20081771  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北方林域に分布する明るいタイガでは,上層木の立木密度が低く,一方林床には高密度の下層植生が存在する。こういった森林では下層植生から発生する蒸発散量が全発散量の約半分に匹敵することが報告されているが,いずれも非連続長期間か連続短期間の観測によるものであった。そこで2生長期間に及ぶ連続長期間の観測を行い,これまで未解決であった下層植生の蒸発散量の季節変動,年々変動の把握を試みた。生態系全体及び下層植生の蒸発散量は,上層木の展葉期から増大して,夏期にピークを有し,落葉期に向けて減少した。また,上層木の着葉期間で積算した下層植生の蒸発散量は,全発散量の50%を超え,本地域では,下層植生が最も大きな蒸発散ソースであることが明らかとなった。

シソーラス用語： 植生 ,  *蒸発散量 ,  年年変動 ,  生態系 ,  林木 ,  *森林
準シソーラス用語： 下層木 ,  上層木

分類 (1件)： 森林植物学  (FF02020E)

タイトルに関連する用語 (9件)： 水の循環系 ,  モデリング ,  北方林 ,  水循環 ,  植物生態生理 ,  パラメータ化 ,  生態系 ,  下層植生 ,  蒸発散量