抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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企業における化学物質総合管理の現状を把握するために2003年度から継続的に実施しているアンケート調査に関して、2007年度の調査結果を報告する。2006年度から調査結果を、化学物質総合管理の全体的な状況を示す概要と個別企業の活動の特徴を解析・評価することに焦点を当てた企業別の2つにわけて報告を行なっている。本報では個別企業の活動の解析・評価を行った。代表的な業種(ゴム・化学、電気・電子及び機械)と特徴のある業種(小売業・卸売業及び食品)から選択した企業について、2006年度と同様の手法で解析・評価した。具体的には、評価対象企業の項目別到達度から全体の傾向と特徴を把握し、項目別到達度の高低の要因を確認することにより、各企業の特徴と課題を明らかにした。さらに、設問内容とその回答を参考に具体的な改善方法の示唆を得た。このことから、本評価指標は企業自身による自己診断や改善活動に活用できることがわかった。また、活動の取り組み状況の変化を把握するために2006及び2007年度のGHS分類の実施状況などを例として進捗状況を比較したところ、大部分の企業では状況の変化は無かったが、一部企業において改善が認められた。(著者抄録)