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J-GLOBAL ID：200902271110981517   整理番号：09A1221203

絞り制御弁内臓型空気ばねを用いた鉄道車両の車体上下振動低減

Vertical Vibration Suppression of a Railway Vehicle by Damping Control of an Air Spring with Flow Control Valve

著者 (4件)： 風戸昭人 (鉄道総合技術研) ,  菅原能生 (鉄道総合技術研) ,  小金井玲子 (鉄道総合技術研) ,  眞田一志 (横浜国大 大学院工学研究院)
資料名： 日本フルードパワーシステム学会論文集  (Transactions of the Japan Fluid Power System Society)
巻： 40  号： 6  ページ： 103-110  発行年： 2009年11月 
JST資料番号： L3342A  ISSN： 1880-3121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 空気ばねによる鉄道車両の乗り心地改良のため,絞り制御弁内臓型空気ばねを用いて振動低減をはかる,新しいセミ-アクティブ制振系を提案した。本空気ばねは空気ばね内部に設置した絞りの開口面積を,外部からの指令に従って変化させて,空気ばねの減衰力を制御する方式のばねである。三個のばね要素と一個の減衰要素からなる空気ばねの力学モデルを作成し,これにスカイフック制御側を適用した。減衰制御による空気ばねの上下振動絶縁性能をシミュレーションし,絞り制御の効果を確認した。サーボ式加速度センサを登載した試験装置による実軌道走行過程の模擬加振試験の結果,1.2Hzの振動加速度のパワースペクトル密度ピーク値を約60%低減できた。

シソーラス用語： *空気ばね ,  絞り弁 ,  乗り心地 ,  力学モデル ,  計算機シミュレーション ,  パワースペクトル密度 ,  *振動制御 ,  流量制御弁 ,  数値解析 ,  *鉄道車両 ,  車両車体 ,  防振 ,  アクティブ制御 ,  スカイフック制御 ,  セミアクティブ制御 ,  計算機利用 ,  利用

分類 (1件)： 鉄道車両設計  (QH02010K)

引用文献 (11件)：

• 1) 上林賢治郎, 大塚智広, 西義和: アクティブ制振制御装置の開発(300X新幹線試験車両での走行試験結果, Translog '97講演論文集, 97-12, 73/76 (1997)
• 2) Jindai, K., Kasai, K., Terada, K., Kakehi, Y. and Iwasaki, F.: Fundamental Study on Semi-Actively Controlled Pneumatic Servo Suspensions for Rail Cars, ASME Publication, 81-RT-6 (1981)
• 3) 菅原能生: 上下セミアクティブサスペンションの開発, 鉄道総研報告, 18-5, 11/16 (2004)
• 4) Tang, J. S., Passive and semi-active air spring suspension for rail passenger vehicle - theory and practice, Proceedings of the Institution of Mechanical Engineers, Part F: Journal of Rail and Rapid Transit, 210, 103/117 (1996)
• 5) 菅原能生, 瀧上唯夫, 風戸昭人: 空気ばねの減衰制御による鉄道車両の車体上下振動低減, 日本機械学会論文集(C編), 72-721, 2762/2769 (2006)

タイトルに関連する用語 (6件)： 制御弁 ,  内臓 ,  空気ばね ,  鉄道車両 ,  車体 ,  上下振動