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J-GLOBAL ID：200902282834132629   整理番号：08A0959781

時間分解赤外分光分析により明らかにされた単一鎖モネリンの最終折り畳み段階における主鎖アミドの脱水

Dehydration of main-chain amides in the final folding step of single-chain monellin revealed by time-resolved infrared spectroscopy

著者 (10件)： KIMURA Tetsunari (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KIMURA Tetsunari (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MAEDA Akio (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  NISHIGUCHI Shingo (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  ISHIMORI Koichiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MORISHIMA Isao (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KONNO Takashi (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  GOTO Yuji (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  TAKAHASHI Satoshi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  TAKAHASHI Satoshi (JST-CREST, Kawaguchi, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 36  ページ： 13391-13396  発行年： 2008年09月09日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 5鎖β-シート及び1個のα-へリックスからなる94アミノ酸残基単一鎖モネリン(SMN)の折り畳みにおける,β-シート形成及び水分子反発を時間分解赤外分光法で研究した。SMNのアルカリ性巻き戻し遷移における最初の平衡中間体I_eq2は天然状態NよりpK_a10.2で形成され,I_eq2にはMet42, Trp4,Lys44によるサンドイッチ構造が存在し,NよりI_eq2への遷移で変調した。次の中間体I_eq1はpH11.0-11.9の範囲で現れ,β-シート含量が減少し,β-シートのアミドI′のシフトが主要鎖アミドの水和により起きていた。中間体I₂のコアドメインは水和しており,このI₂コアの天然状態の脱水コアへのゆっくりした変換が次いで観察された。水分子の反発,主要鎖アミドへの水素結合,及び二次構造形成の完成がSMN折り畳み構造形成における律速段階のエネルギー障壁になっていることを示唆した。

シソーラス用語： 赤外分光分析 ,  時間分解分光法 ,  *タンパク質 ,  *折畳み構造 ,  律速 ,  二次構造 ,  水素結合 ,  *配座転移 ,  水和 ,  脱水 ,  pH依存性 ,  反応中間体 ,  ヘリックス構造 ,  β構造
準シソーラス用語： *モネリン ,  *立体配座変化

分類 (1件)： 分子構造  (EB03020Y)

タイトルに関連する用語 (7件)： 分解 ,  赤外分光分析 ,  折り畳み ,  段階 ,  主鎖 ,  アミド ,  脱水