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J-GLOBAL ID：200902282875725111   整理番号：09A0144814

LESによる実在都市域での強風推定-孤立する高層建物を対象として-

LES ESTIMATION OF STRONG WIND IN ACTUAL URBAN AREA-Targeting at wind data around an isolated high-rise building-

著者 (5件)： 田村哲郎 (東京工大 大学院総合理工学研究科) ,  岸田岳士 (風工学研) ,  奥田泰雄 (建築研) ,  中村修 (風工学研) ,  宮下康一 (風工学研)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 636  ページ： 215-223  発行年： 2009年02月28日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 実在都市域での強風を推定する目的で,LES及び気象モデルMM5により数値計算を行った。地表被覆状態を忠実に表現し,べき指数の大きい都市域での自然風を模擬した流入変動風を用いたLES計算により都市域の流れを再現し,平均値のみならず最大瞬間値や変動性状まで吟味した。なお,LES解析結果については,メソ気象モデルMM5の解析結果を用いて実風速への変換を行い,風速の絶対値を算出した。得られた強風推定結果と観測結果との比較から,その有効性及び現状での問題点を検討した。その結果,LESのような非定常シミュレーションの結果について,変動成分を観測結果と比較する場合には,観測値における平均成分の低周波な変動の増幅に注意する必要があること,などが分かった。

シソーラス用語： *ラージエディシミュレーション ,  高層建築 ,  都市域 ,  低気圧 ,  *建築環境 ,  時系列 ,  経時変化 ,  風速 ,  風向 ,  数値解析 ,  乱流 ,  速度分布 ,  温位 ,  パワースペクトル密度 ,  荷重係数 ,  ガスト影響係数 ,  粗度長 ,  *風環境 ,  風速分布 ,  *シミュレーション
準シソーラス用語： *LES【流体】

分類 (1件)： 建築環境一般  (RB02010T)

引用文献 (26件)：

• 田村哲郎. 都市域における強風乱流のLES解析モデルの提案. 日本建築学会構造系論文集. 2005, 589, 49-57
• 岸田岳士. 都市細密データにより地表面被覆形状を再現した実在都市域における風速の鉛直分布. 風工学シンポジウム論文集, 2006. 2006, 19, 37-42
• 田村哲郎. 実在都市域における空間発達型境界層乱流中の待機拡散に関するLES解析. 日本建築学会環境系論文集. 2006, 604, 31-38
• 片岡浩人. RANSおよびLESに基づく高層建物群後流域の特性に関する予測評価. 風工学シンポジウム論文集, 2006. 2006, 19, 73-78
• 日本建築学会. 市街地風環境予測のための流体数値解析ハンドブック. 2007, 第II編, 129-145

タイトルに関連する用語 (6件)： LES ,  都市域 ,  強風 ,  推定 ,  高層 ,  建物