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J-GLOBAL ID:200902282913495273   整理番号:09A0850422

粘膜免疫応答を誘導するためのワクチンアジュバントとしての変異型TNF-αの使用

The use of a mutant TNF-α as a vaccine adjuvant for the induction of mucosal immune responses
著者 (27件):
資料名:
巻: 30  号: 29  ページ: 5869-5876  発行年: 2009年10月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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安全で強力なアジュバントは効果的な粘膜ワクチンの確立のために必要である。サイトカインは,それらがヒト由来の安全な生体材料であり,免疫調節機能を示すので,有望なアジュバントである。高い生物活性とプロテアーゼに耐性を示す変異体腫瘍壊死因子-α(TNF-α)であるmTNF-K90Rを作製した。ここでは,粘膜アジュバントとしてのmTNF-K90Rの可能性を解析した。最初に卵白アルブミン(OVA)mTNF-K90Rとの経鼻併用投与が,野生型TNF-αとの併用投与と比較して,局所および遠位粘膜部位の両者で,血清中にOVA特異的免疫グロブリン(Ig)G抗体(Abs)およびIgAを強く産生することを明らかにした。OVA特異的免疫応答は,免疫マウスの高濃度の血清のIgG1と,脾臓細胞からのインターロイキン-4(IL-4),IL-5およびIL-10の産生増加により特徴づけられ,Th2応答が示唆された。さらに,インフルエンザウイルス由来の抗原+mTNF-K90Rでの経鼻免疫は,全身性および粘膜免疫応答の両者の誘導について粘膜アジュバント活性を示した。重要なこととして,mTNF-K90R処置マウスの鼻腔組織の組織病理学的解析は,毒性の兆候を検出しなかった。これらの知見は,mTNF-K90Rが安全で効果的な粘膜アジュバントであり,本システムが種々のウイルス抗原への免疫応答を改善する粘膜ワクチンのための全般的な粘膜アジュバントシステムとしての応用の可能性を有することが示唆される。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  サイトカイン 
タイトルに関連する用語 (5件):
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