抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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オーロラX線イベントの2次元イメージを得ることと,30keVから778keVの領域でエネルギースペクトルを得ることを目的として,大気球を編隊飛行させ観測を行うバルーンクラスター計画の下に,2003年1月13日にPPB8号機とPPB10号機の2機が南極の昭和基地より放球された。両機は大気深さ9-12g/cm
2を保ち,磁気緯度55°.5-66°.4の範囲を飛翔し南極大陸を半周した。両機はフライト中に多くのオーロラX線イベントを観測した。特に,1月22日から1月25日には,数例のイベントが両機で同じ時間帯に観測されている。2003年1月23日には,始めに10号機,218sec.の間隔をあけて8号機でイベントが観測された。このとき8号機は10号機の西650kmに位置していた。このことはオーロラX線源が速さ約3.0km/sec.で西に向かって移動していたことを示唆している。本論文では同じ時間帯に観測された,オーロラX線イベントについてその描像を述べる。(著者抄録)