特許
J-GLOBAL ID:200903001030345918

内燃機関の圧縮比可変装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 落合 健 ,  仁木 一明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-379085
公開番号(公開出願番号):特開2007-177751
出願日: 2005年12月28日
公開日(公表日): 2007年07月12日
要約:
【課題】ピストンアウタを回転させることなく低圧縮比位置及び高圧縮比位置に作動させ得ると共に,コンパクト化,軽量化及び耐久性の高い圧縮比可変装置を提供する。【解決手段】ピストンインナ5aと;それに軸方向にのみ摺動可能に嵌合して低圧縮比位置L及び高圧縮比位置H間を移動し得るピストンアウタ5bと;ピストンインナ及びアウタ5a,5bの軸方向の相対移動を阻止するロック機構40と;を備え,この機構を,ピストンアウタ5b内周の雌スプライン42と,それの上端部の環状ロック溝43と,雌スプライン42に対応する雄スプライン41を有してピストンインナ5aに取り付けられるロック板25とで構成し,ピストンアウタ5bが位置Hにあるとき,雄スプライン41は雌スプライン42に対して摺動可能,ピストンアウタ5bが位置Lにあるときは雄スプライン41がロック溝43内に進入,回動して雌スプライン42に対する摺動を阻止する。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
コンロッド(7)にピストンピン(6)を介して連結されるピストンインナ(5a)と;このピストンインナ(5a)の外周に軸方向にのみ摺動可能に嵌合して外端面を燃焼室(4a)に臨ませながら,前記ピストンインナ(5a)寄りの低圧縮比位置(L)及び燃焼室(4a)寄りの高圧縮比位置(H)間を移動し得るピストンアウタ(5b)と;これらピストンインナ及びアウタ(5a,5b)間に介裝されてピストンアウタ(5b)の低圧縮比位置(L)への移動を許容するリフト解除位置(A)及び,ピストンアウタ(5b)を高圧縮比位置(H)に保持するリフト位置(B)間を移動し得るリフト部材(28)と;このリフト部材(28)を前記リフト解除位置(A)及びリフト位置(B)に作動する第1アクチュエータ(451 )と;前記ピストンインナ(5a)及びピストンアウタ(5b)間に配設されて,ピストンアウタ(5b)が低圧縮比位置(L)に来たときピストンインナ(5a)及びピストンアウタ(5b)の軸方向の相対移動を阻止するロック機構(40)と;を備えてなり, 前記ロック機構(40)を,前記ピストンアウタ(5b)の内周面に形成される軸方向の雌スプライン(42)と,この雌スプライン(42)の溝部の上端部を相互に連通させるロック溝(43)と,前記雌スプライン(42)に対応する雄スプライン(41)を外周に有し,前記ピストンアウタ(5b)が前記高圧縮比位置(H)にあるときはこの雄スプライン(41)が前記雌スプライン(42)に対して摺動し得るロック解除位置(C)を占め,前記ピストンアウタ(5b)が前記低圧縮比位置(L)にあるときはこの雄スプライン(41)が前記ロック溝(43)内に進入,回動して前記雌スプライン(42)に対する摺動を阻止されるロック位置(D)を占めるように前記ピストンインナ(5a)に取り付けられるロック板(25)とで構成し,そのロック板(25)に,これを前記ロック解除位置(C)及びロック位置(D)に作動する第2アクチュエータ(452 )を連結したことを特徴とする,内燃機関の圧縮比可変装置。
IPC (4件):
F02F 3/00 ,  F02D 15/02 ,  F02B 75/04 ,  F02B 75/32
FI (4件):
F02F3/00 F ,  F02D15/02 B ,  F02B75/04 ,  F02B75/32 B
Fターム (16件):
3G092AA01 ,  3G092AA12 ,  3G092AB02 ,  3G092DD05 ,  3G092DF04 ,  3G092DF08 ,  3G092DF09 ,  3G092DG05 ,  3G092EA11 ,  3G092EA28 ,  3G092EA29 ,  3G092FA11 ,  3G092FA50 ,  3G092GA18 ,  3G092HA14X ,  3G092HE01Z
引用特許:
出願人引用 (7件)
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