特許
J-GLOBAL ID:200903001086071411

マクロポーラスな連通孔を持つセラミック多孔体及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須藤 政彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-041513
公開番号(公開出願番号):特開2008-201636
出願日: 2007年02月21日
公開日(公表日): 2008年09月04日
要約:
【課題】高い気孔率とマクロポーラスな連通孔を有するセラミック多孔体を提供する。【解決手段】ゲル化可能な水溶性高分子の水溶液にセラミック粉体を混合してスラリーとし、それをゲル化することにより一旦組織を固定化し、次にこれを凍結することにより、ゲル組織の中に氷の結晶を発生させて、連通孔をとなる構造を形成し、雰囲気制御置換型乾燥法を用いて氷の融解により生じた水分を置換させ破断なく乾燥を行い、それを焼結することにより、多様な気孔率、気孔径、気孔形状を持つセラミック多孔体を製造する。【効果】従来、スラリーの固形分濃度が20vol%未満の場合、乾燥時にクラックや収縮が生じ易かったが、この方法により、固形分濃度10vol%以下でも、それが抑えられ、気孔率が72%〜99%で0.4MPa以上の圧縮強度を有するセラミック多孔体を安定して製造し、提供することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ゲル化可能な水溶性高分子の水溶液にセラミック粉体を分散したスラリーを、ゲル化、凍結、解凍、乾燥、焼結してセラミック多孔体を製造する方法であって、0.01μm〜5μmのセラミック粉体を使用し、スラリーのゲル化及び凍結で、高分子から放出された水の凍結によって発達した氷の結晶による組織構造を有する凍結体を形成し、これを解凍、乾燥、焼結工程で破壊することなく保持して、10μm〜300μmのマクロポーラスな連通孔を有し、気孔率が72%〜99%であるセラミック多孔体を作製することを特徴とするセラミック多孔体の製造方法。
IPC (1件):
C04B 38/00
FI (1件):
C04B38/00 304B
引用特許:
出願人引用 (12件)
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審査官引用 (5件)
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引用文献:
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