特許
J-GLOBAL ID:200903001263910763

磁束密度の高い方向性けい素鋼板の製造方法並びに脱炭焼鈍方法及び脱炭焼鈍設備

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-194861
公開番号(公開出願番号):特開平9-041043
出願日: 1995年07月31日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】【課題】 方向性けい素鋼板の製造方法において、脱炭焼鈍に工夫を加えることにより、工業的生産において問題となる製品の磁束密度の劣化を有利に解決し、安定して高磁束密度の材料を得る。【解決手段】 以下の?@〜?Bの結合。?@ 最終冷間圧延前の鋼板表面に、酸素目付量に換算して0.05〜0.70g/m2(両面)の酸化物を存在させる。?A 最終冷間圧延後、脱炭焼鈍前に洗滌処理として脱脂処理を行う。?B 脱炭焼鈍の際、均熱温度を800 〜900 °Cとし、この均熱時及び均熱に至る加熱時における雰囲気中の酸素ポテンシャルP(H2O) /P(H2)を0.30〜0.50でかつ連続焼鈍炉の炉長方向にて0.05以内の変動量とし、焼鈍時間を少なくとも鋼板の残留C量が20wtppm 以下となる時間とする。
請求項(抜粋):
C:0.020 〜0.10wt%、Si:1.0 〜5.0 wt%及びMn:0.05〜2.5 wt%を含み、かつインヒビター成分としてAl,S,Se及びSbのうちから選ばれる1種又は2種以上を0.005 〜0.06wt%含有する方向性けい素鋼板用熱延コイルに、1回又は中間焼鈍を挟む複数回の冷間圧延を施して最終板厚とした後、脱炭焼鈍をし、次いで焼鈍分離剤を鋼板表面に塗布してから最終仕上焼鈍を施す一連の工程からなる方向性けい素鋼板の製造方法において、?@ 最終冷間圧延前の鋼板表面に、酸素目付量に換算して0.05〜0.70g/m2(両面)の酸化物を存在させること、?A 最終冷間圧延後、脱炭焼鈍前に洗滌処理として脱脂処理を行うこと、並びに?B 脱炭焼鈍の際、均熱温度を800 〜900 °Cとし、この均熱時及び均熱に至る加熱時における雰囲気中の酸素ポテンシャルP(H2O) /P(H2)を0.30〜0.50でかつ連続焼鈍炉の炉長方向にて0.05以内の変動量とし、焼鈍時間を少なくとも鋼板の残留C量が20wtppm 以下となる時間とすることを特徴とする磁束密度の高い方向性けい素鋼板の製造方法。
IPC (3件):
C21D 9/46 501 ,  C21D 8/12 ,  H01F 1/16
FI (3件):
C21D 9/46 501 B ,  C21D 8/12 B ,  H01F 1/16 B
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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