特許
J-GLOBAL ID:200903004867532707

音声符号化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 粟野 重孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-076248
公開番号(公開出願番号):特開平7-287597
出願日: 1994年04月15日
公開日(公表日): 1995年10月31日
要約:
【要約】【目的】 本発明はMB-LPCボコーダを改良した音声符号化装置に関するものであり、合成フィルタの位相特性を考慮することによって、合成フィルタの位相特性に起因する合成音声の波形歪を抑えることを目的とするものである。【構成】 多重化器により伝送された多重化情報を多重分離器により、音声信号から得られた線形予測係数aと、予測残差信号Rのピッチ周波数Pと、予測残差信号Rの有声・無声判定結果Dと、予測残差信号Rのフレーム平均振幅値Aとに分離し、それらの信号から合成音声を合成する合成フィルタの前段に合成フィルタの位相特性をキャンセルする位相補正機能を持たせる。
請求項(抜粋):
音声信号の線形予測係数を計算する線形予測分析器と、前記線形予測係数をもとにして構成され、音声信号の予測残差信号を出力する逆フィルタと、前記予測残差信号のピッチ周波数を計算するピッチ周波数計算器と、前記予測残差信号の有声・無声判定を、ピッチ周波数に従って分割された帯域毎に行う有声・無声判定器と、前記予測残差信号のフレーム平均振幅値を計算するフレーム振幅計算器と、前記線形予測分析器と前記ピッチ周波数計算器と前記有声・無声判定器と前記スペクトル振幅計算器の出力情報を多重化し、多重化情報を出力する多重化器と、前記多重化情報を分離する多重分離器と、前記多重分離器によって分離された有声・無声判定結果によって、有声音合成器と無声音合成器のどちらかを選択する合成器選択器と、前記多重分離器によって分離されたピッチ周波数およびフレーム平均振幅値を用いて、前記合成器選択器によって有声音合成器が選択された場合に帯域毎に音声合成を行う有声音合成器と、前記多重分離器によって分離されたピッチ周波数およびフレーム平均振幅値を用いて、前記合成器選択器によって無声音合成器が選択された場合に帯域毎に音声合成を行う無声音合成器と、前記2種類の音声合成器によって帯域毎に合成した出力を足し合わせる加算器と、合成フィルタの位相特性をキャンセルするために、前記多重分離器によって復号された線形予測係数と加算器の出力が加えられた位相補正装置と、前記線形予測係数をもとに構成され、前記位相補正装置の出力から最終的な合成音声を合成する合成フィルタとからなる音声符号化装置。
IPC (4件):
G10L 9/14 ,  G10L 7/04 ,  H04B 1/66 ,  H04B 14/04
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 有声音合成方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-121463   出願人:ソニー株式会社
  • 高能率符号化方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-121462   出願人:ソニー株式会社
  • 音声分析合成方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-092262   出願人:ソニー株式会社
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審査官引用 (1件)
  • 有声音合成方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-121463   出願人:ソニー株式会社

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