特許
J-GLOBAL ID:200903006819211080

コラーゲン分解酵素を産生する低温細菌、コラーゲン分解酵素、その製造方法、およびその酵素を用いた軟化食肉の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 辻丸 光一郎 ,  中山 ゆみ ,  吉田 玲子 ,  伊佐治 創
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-064984
公開番号(公開出願番号):特開2009-219383
出願日: 2008年03月13日
公開日(公表日): 2009年10月01日
要約:
【課題】本発明の目的は、低温でコラーゲン分解活性を有し、コラーゲンを優先的に分解するコラーゲン分解酵素、それを産生する低温細菌、その製造方法およびそれを用いた軟化食肉の製造方法を提供すること。 【解決手段】 本発明の低温細菌は、運動性の桿菌、大きさ3μm×1μm、グラム陰性、集菌時の菌体色が赤色、生育可能温度4〜37°C、最適生育温度20〜33°C、好気的条件下で、硫化水素を非産生、16S rRNA遺伝子の塩基配列が、配列番号1に記載の塩基配列を有し、SDS-PAGE法による分子量60〜72kDaで、低温でコラーゲン分解活性を有するコラーゲン分解酵素を産生する低温細菌である。この低温細菌の培養により、低温でコラーゲン分解活性を有するコラーゲン分解酵素が得られる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
下記(1)〜(8)の形質を有し、下記(9)に示すコラーゲン分解酵素を産生する低温細菌。 (1)運動性の桿菌 (2)大きさは、3μm×1μm (3)グラム陰性 (4)集菌時の菌体色は、赤色 (5)生育可能温度の範囲は、4〜37°C (6)最適生育温度の範囲は、20〜33°C (7)好気的条件下で、硫化水素を産生しない (8)16S rRNA遺伝子の塩基配列が、下記(a)または(b)に記載の塩基配列 (a)配列番号1に記載の塩基配列 (b)配列番号1に記載の塩基配列において、1もしくは数個の塩基が、置換、付加、挿入もしくは欠失した塩基配列 (9)SDS-PAGE法による分子量が60〜72kDaであり、 0〜50°Cの温度範囲でコラーゲン分解活性を有し、最適温度が20〜40°Cの範囲にあり、 pH5〜9のpH範囲でコラーゲン分解活性を有し、最適pHがpH6〜8の範囲にあり、 EDTA、EGTAおよび1,10-フェナントロリン一水和物によって、コラーゲン分解活性が阻害され、 (7-メトキシクマリン-4-イル)アセチル-プロリル-ロイシル-グリシル-ロイシル-[Nβ-(2,4-ジニトロフェニル)-2,3-ジアミノプロピオニル]-アラニル-アルギニンアミドを分解するコラーゲン分解酵素
IPC (3件):
C12N 1/20 ,  C12N 9/52 ,  A23L 1/318
FI (3件):
C12N1/20 A ,  C12N9/52 ,  A23L1/318
Fターム (18件):
4B042AC05 ,  4B042AG01 ,  4B042AP27 ,  4B050CC01 ,  4B050DD02 ,  4B050EE03 ,  4B050FF04E ,  4B050FF05E ,  4B050FF12E ,  4B050LL02 ,  4B065AA01X ,  4B065AC03 ,  4B065BA22 ,  4B065BC03 ,  4B065BD15 ,  4B065BD17 ,  4B065BD18 ,  4B065CA33
引用特許:
審査官引用 (4件)
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引用文献:
審査官引用 (1件)
  • 日本食品工業学会誌

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