特許
J-GLOBAL ID:200903008498985137

周期性信号の適応制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-200083
公開番号(公開出願番号):特開平10-049204
出願日: 1996年07月30日
公開日(公表日): 1998年02月20日
要約:
【要約】【課題】 適応信号を直交型で表記しながら、周期性信号の一次角振動数、振幅および位相、並びに制御対象システムの伝達特性の変動に対し、優れた適応性をもつ周期性信号の適応制御方法を提供すること。【解決手段】 一次角振動数ωの周期性信号d(n)に対し、これに同期しているK次(2≦K)までの高調波信号からなる適応信号y(n)を逆位相で加えることによって、周期性信号d(n)の観測点24への影響を能動的に除去し、誤差信号e(n)を低減する。具体的には、一次角振動数ωに基づき適応信号y(n)を発生させる適応信号発生アルゴリズム11と、適応係数ベクトルW(n)を適応的に調整する適応係数ベクトル更新アルゴリズム12とを有する適応制御アルゴリズム1である。更新アルゴリズム12により更新される適応係数ベクトルW(n)の成分をもって、適応信号発生アルゴリズム12で発生する適応信号y(n)の係数αk(n),βk(n)が更新され、適応が進む。
請求項(抜粋):
観測点に影響を及ぼす周期性信号d(n)に対し、該周期性信号に同期している一次の基本正弦波およびまたは該基本正弦波から該基本正弦波のK次(2≦K)までの高調波信号からなる適応信号y(n)を、直接的または間接的に逆位相で加えることによって、該周期性信号d(n)の特定周波数成分の該観測点への影響を能動的に除去し、該観測点で検知される誤差信号e(n)を低減する周期性信号の適応制御方法において、時刻nにおいて、前記周期性信号d(n)の一次角振動数ωに基づき、数1に従って前記適応信号y(n)を発生させる適応信号発生アルゴリズムと、該適応信号y(n)の各次数k(k=1,・・・,K、ただし1≦K)の係数αk(n),βk(n)を成分に含む適応係数ベクトルW(n)を、前記誤差信号e(n)に基づいて該時刻nの経過毎に更新し、該周期性信号d(n)の各次数の振幅、位相および一次角振動数ωの変動と、該適応信号y(n)が該観測点に至るまでの制御対象システムの伝達特性の変動とに対応して、該適応係数ベクトルW(n)の各該成分を適応的に調整する適応係数ベクトル更新アルゴリズムとを有し、該適応係数ベクトル更新アルゴリズムにより更新される該適応係数ベクトルW(n)の成分であるαk(n),βk(n)をもって、該適応信号発生アルゴリズムで発生する該適応信号y(n)の各次数k(k=1,・・,K)の係数αk(n),βk(n)が更新されることを特徴とする周期性信号の適応制御方法。【数1】
IPC (3件):
G05B 13/02 ,  F16F 15/02 ,  G10K 11/178
FI (4件):
G05B 13/02 B ,  G05B 13/02 S ,  F16F 15/02 A ,  G10K 11/16 H
引用特許:
審査官引用 (4件)
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