特許
J-GLOBAL ID:200903008906879600

反りのレベルの低い平らなガラスを製造する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 柳田 征史 ,  佐久間 剛 ,  河野 香 ,  樋口 洋
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-532236
公開番号(公開出願番号):特表2009-508803
出願日: 2006年08月25日
公開日(公表日): 2009年03月05日
要約:
ガラスシート(13)を製造する方法であって、シートが、ガラス転移温度範囲(GTTR)を有するガラスからなるガラスリボン(15)から切断される方法が提供される。リボン(15)は引き抜き法により形成され、ここで、エッジローラ(27a,27b)が、リボン(15)の中心線(17)に沿った温度がGTTRより高い、リボンの長さに沿った位置で、ガラスリボン(15)に接触する。エッジローラ(27a,27b)はリボン(15)を局所的に冷却し、その冷却により、ガラスシート(13)の縁に沿って正弦波型曲がり(S字反り)が生じる。S字反りは、リボン(15)のビード部分(21a,21b)および/またはビード部分(21a,21b)の隣りに位置するリボンの部分(S字反り部分25aおよび25b)を加熱することにより、および/またはリボンの中心線(17)の温度がGTTR内にあるリボン(15)の長さに沿った少なくとも1つの位置でリボン(15)の中央部分を冷却することによって、低減するまたはなくなる。
請求項(抜粋):
ガラスのシートを製造する方法であって、 (A) 引き抜き法を用いてガラスリボンを製造する工程であって、該リボンが、 (i) 中心線、 (ii) 第1の縁、 (iii) 第2の縁、 (iv) 前記第1の縁で始まり、前記中心線に向かって内側に延在する第1のビード部分であって、内側縁および幅WB1を有する第1のビード部分、 (v) 前記第2の縁で始まり、前記中心線に向かって内側に延在する第2のビード部分であって、内側縁および幅WB2を有する第2のビード部分、 (vi) 前記第1のビード部分の内側縁で始まり、前記中心線に向かって内側に延在する第1のS字反り部分、および (vii) 前記第2のビード部分の内側縁で始まり、前記中心線に向かって内側に延在する第2のS字反り部分、 を有し、前記第1と第2のS字反り部分の各々が、(WB1+WB2)/2と等しい幅WSを有する工程、 (B) 前記ガラスリボンからシートを切断する工程、および (C) 前記シートから前記第1と第2のビード部分を切り落とす工程、 を有してなり、 (i) 前記ガラスが、該ガラスが実質的に粘弾性材料から実質的に弾性材料への転換を経るガラス転移温度範囲(GTTR)を有し、 (ii) 工程(A)において、前記リボンが、GTTRより高い温度からGTTR未満の温度まで冷却され、 (iii) 前記リボンの中心線がGTTRより高い温度にある位置で、該リボンの前記第1と第2のビード部分が、それぞれ、第1と第2のエッジローラと接触し、 (iv) 前記エッジローラの前記リボンとの接触により、前記ガラスの温度が局部的に減少し、 (v) 前記リボンの中心線がGTTR内の温度にある少なくとも1つの位置で、該リボンの前記第1と第2のビード部分および/または前記第1と第2のS字反り部分が加熱され、および/または該リボンの中央部分が冷却されて、前記S字反り部分の幅WSに亘る温度差が減少し、それによって、前記シートのS字反りの発生が減少する、 ことを特徴とする方法。
IPC (1件):
C03B 17/06
FI (1件):
C03B17/06
引用特許:
審査官引用 (4件)
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