特許
J-GLOBAL ID:200903009376956477

種々の磁気媒体にフィンガープリントを付しかつ認証する方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 弘男
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-531276
公開番号(公開出願番号):特表2001-509908
出願日: 1998年01月09日
公開日(公表日): 2001年07月24日
要約:
【要約】例えば磁気媒体(20、232)の一領域の直流飽和および残留直流磁化により、磁気媒体(20、232)の残留ノイズを決定する方法および装置を開示する。残留ノイズの決定には、慣用的な磁気記録変換器(240)を使用できる。決定されると、残留ノイズはデジタル化されかつ同じ磁気媒体(232)に記憶される。この「フィンガープリント」は、磁気媒体がオリジナルであることを確認しかつ認証(252)すべく後で使用される。
請求項(抜粋):
1.少なくとも一部に磁気媒体含む対象物にフィンガープリントを付す方法にお いて、複数のフィンガープリントを決定する段階を有し、各フィンガープリン トが対象物の磁気媒体の一部についての残留ノイズを表し、対象物の同一性を 後で確認するときに使用するため、複数のフィンガープリントを記録する段階 を更に有することを特徴とする方法。2.前記決定段階は、対象物の磁気媒体の隣接部分の残留ノイズを表すものとし て複数のフィンガープリントを決定することからなる、請求の範囲第1項に記 載の方法。3.前記記録段階は、複数のフィンガープリントをデータベースに記録すること からなる、請求の範囲第1項に記載の方法。4.複数のフィンガープリントを暗号化する段階を更に有する、請求の範囲第3 項に記載の方法。5.対象物が少なくとも一部に磁気媒体を含み、磁気媒体が複数のユニークなフ ィンガープリントを決定できる少なくとも1つの領域を備えている、対象物の 同一性を後で確認するため対象物にフィンガープリントを付す方法において、 磁気媒体領域の全体について残留ノイズを決定する段階を有し、残留ノイズが 複数のユニークなフィンガープリントからなり、残留ノイズを記録する段階を 更に有することを特徴とする方法。6.前記記録段階は、残留ノイズをデータベースに記録することからなる、請求 の範囲第5項に記載の方法。7.少なくとも一部に磁気媒体含む対象物の同一性を後で確認するため、対象物 にフィンガープリントを付す装置において、複数のフィンガープリントを決定 するリーダを有し、各フィンガープリントが対象物の磁気媒体の一部について の残留ノイズを表し、複数のフィンガープリントを記録するための記録器を更 に有することを特徴とする装置。8.前記リーダは、対象物の磁気媒体の不連続部分から複数のフィンガープリン トを決定するように構成されている、請求の範囲第7項に記載の装置。9.前記記録器は、複数のフィンガープリントをデータベースに記録するように 構成されている、請求の範囲第7項に記載の装置。10.前記複数のフィンガープリントを暗号化するための暗号化器を更に有する、 請求の範囲第9項に記載の装置。11.対象物が少なくとも一部に磁気媒体を含み、磁気媒体が複数のユニークなフ ィンガープリントを決定できる少なくとも1つの領域を備えている、対象物の 同一性を後で確認するため対象物にフィンガープリントを付す装置において、 磁気媒体領域の全体について残留ノイズを決定するリーダを有し、残留ノイズ が複数のユニークなフィンガープリントからなり、残留ノイズを記録するため の記録器を更に有することを特徴とする装置。12.前記記録器は、残留ノイズをデータベースに記録するように構成されている 、請求の範囲第11項に記載の装置。13.少なくとも一部に磁気媒体含む対象物を認証する方法において、最近時に選 択された部分と同じであるとは信頼性をもっていえない、磁気媒体の少なくと も1つの部分を選択する段階と、該選択部分から残留ノイズデータを得る段階 と、選択部分から得た残留ノイズデータと予め決定しておいた残留ノイズデー タとを比較して、対象物が真正であるか否かを決定する段階とを有することを 特徴とする方法。14.前記選択段階は磁気媒体の複数の部分を選択することからなり、前記残留ノ イズデータを得る段階は複数の選択部分から残留ノイズデータを得ることから なり、前記比較段階は、複数の選択部分から得た残留ノイズデータと、予め決 定しておいた残留ノイズデータとを比較して、対象物が真正であるか否かを決 定することからなる、請求の範囲第13項に記載の方法。15.前記選択段階は、磁気媒体の少なくとも2つのオーバーラップ部分を選択す ることからなる、請求の範囲第14項に記載の方法。16.前記選択段階は、等しくない読出し長さをもつ磁気媒体の少なくとも2つの 部分を選択することからなる、請求の範囲第14項に記載の方法。17.前記複数の選択部分から得られた残留ノイズデータをリニアに組み合わせる 段階と、前記複数の選択部分について予め決定しておいた残留ノイズデータを リニアに組み合わせる段階とを更に有し、前記比較段階が、前記両組合せを比 較して対象物が真正であるか否かを決定することからなる、請求の範囲第14 項に記載の方法。18.前記選択部分について予め決定しておいた残留ノイズデータをデータベース から検索する段階を更に有する、請求の範囲第13項に記載の方法。19.前記選択段階は、磁気媒体の少なくとも1つの部分をランダムに選択するこ とからなる、請求の範囲第13項に記載の方法。20.前記選択段階は、対象物が認証される度毎に、磁気媒体の少なくとも1つの 異なる部分を信頼性をもって選択することからなる、請求の範囲第13項に記 載の方法。21.物理的に遠隔の対象物と中央位置との間でデータリンクを介してデータを伝 達することにより、中央位置から物理的に遠隔の磁気媒体を含む対象物を認証 する方法において、対象物の磁気媒体の少なくとも1つの部分を選択するのに 充分なデータをデータリンクを介して送る段階と、選択部分から得た残留ノイ ズデータを受ける段階と、受けた残留ノイズデータと予め決定しておいた残留 ノイズデータとを中央位置で比較して、物理的に遠隔の対象物が真正であるか 否かを遠隔決定することを特徴とする方法。22.前記データを送る段階は、最近時に選択された部分と同じであるとは信頼性 をもっていえない、対象物の磁気媒体の少なくとも1つの部分を選択するのに 充分なデータを送ることからなる、請求の範囲第21項に記載の方法。23.前記データを送る段階は、磁気媒体の少なくとも1つの部分を遠隔選択する のに充分なデータを送ることからなる、請求の範囲第22項に記載の方法。24.前記データを送る段階は、対象物の磁気媒体の複数の部分を選択するのに充 分なデータを送ることからなり、前記データを受ける段階は、複数の選択部分 から得た残留ノイズデータを受けることからなり、前記比較段階は、受けた残 留ノイズデータと予め決定しておいた残留ノイズデータとを比較することから なる、請求の範囲第21項に記載の方法。25.複数の選択部分について予め決定しておいた残留ノイズデータをリニアに組 み合わせる段階を更に有し、前記データを受ける段階は、複数の選択部分から 得た残留ノイズデータのリニアな組合せを受けることからなり、前記比較段階 は、リニアな組合せを比較して物理的に遠隔な対象物が真正であるか否かを決 定することからなる、請求の範囲第24項に記載の方法。26.前記データを送る段階は、対象物が認証された後に磁気媒体の少なくとも1 つの異なる部分を選択するのに充分なデータを送ることからなる、請求の範囲 第21項に記載の方法。27.前記選択部分について予め決定しておいた残留ノイズデータをデータベース から検索する段階を更に有する、請求の範囲第21項に記載の方法。28.少なくとも一部に磁気媒体含む物理的に遠隔の対象物を認証する装置におい て、最近時に選択された部分と同じであるとは信頼性をもっていえない、磁気 媒体の少なくとも1つの部分を選択するセレクタと、選択部分から得た残留ノ イズデータを受ける入力と、受けた残留ノイズデータと予め決定しておいた残 留ノイズデータとを比較して、物理的に遠隔の対象物が真正であるか否かを決 定する比較器とを有することを特徴とする装置。29.前記セレクタは対象物の磁気媒体の複数の部分を選択するように構成されて おり、前記入力は複数の選択部分から得た残留ノイズデータを受けることがで き、前記比較器は受けた残留ノイズデータと予め決定しておいた残留ノイズデ ータとを比較して、物理的に遠隔の対象物が真正であるか否かを決定するよう に構成されている、請求の範囲第28項に記載の装置。30.前記セレクタは、磁気媒体の少なくとも2つのオーバーラップ部分を選択す るように構成されている、請求の範囲第29項に記載の装置。31.前記セレクタは、等しくない表面積をもつ磁気媒体の少なくとも2つの部分 を選択するように構成されている、請求の範囲第29項に記載の装置。32.前記受けた残留ノイズデータは、複数の選択部分から得た残留ノイズデータ のリニアな組合せであり、複数の選択部分について予め決定しておいた残留ノ イズデータをリニアに組み合わせる組合せ器を更に有し、前記比較器は、リニ アな組合せを比較して物理的に遠隔の対象物が真正であるか否かを決定する、 請求の範囲第29項に記載の装置。33.前記選択部分について予め決定しておいた残留ノイズデータをデータベース から検索する段階を更に有する、請求の範囲第28項に記載の方法。34.少なくとも一部に磁気媒体を含む対象物を物理的に遠隔の実体により認証す る装置において、磁気媒体の少なくとも1つの部分の選択を受ける入力と、磁 気媒体の選択された部分からの残留ノイズを決定するリーダと、決定された残 留ノイズのデータ表示を提供する出力とを有することを特徴とする装置。35.前記入力は、磁気媒体の少なくとも1つの部分の選択を入力するためのキー ボードからなる、請求の範囲第34項に記載の装置。36.前記出力は、決定された残留ノイズを表すデータを表示するモニタからなる 、請求の範囲第35項に記載の装置。37.前記入力および出力は、前記選択を受けかつ決定された残留ノイズを表すデ ータを伝達するモデムからなる、請求の範囲第34項に記載の装置。38.前記入力は磁気媒体の複数の部分の選択を受けるように構成され、前記リー ダは複数の選択部分の各々からの残留ノイズを決定するように構成され、前記 出力は決定された残留ノイズを表すデータを提供するように構成されている、 請求の範囲第34項に記載の装置。39.前記決定された残留ノイズのリニアな組合せを作るための組合せ器を更に有 し、前記出力はリニアな組合せを表すデータを提供するように構成されている、 請求の範囲第38項に記載の装置。40.前記入力は磁気媒体の複数のオーバーラップ部分の選択を受けるように構成 され、前記リーダは複数のオーバーラップ選択部分の各々からの残留ノイズを 決定するように構成されている、請求の範囲第38項に記載の装置。41.前記入力は、等しくない表面積をもつ磁気媒体の複数の部分の選択を受ける ように構成され、前記リーダは、等しくない表面積をもつ複数の選択部分から の残留ノイズを決定するように構成されている、請求の範囲第38項に記載の 装置。42.前記選択段階は複数のユニークなフィンガープリントを決定できる磁気媒体 の部分を選択することからなり、前記データを得る段階は前記選択部分から残 留ノイズデータを得ることからなり、前記比較段階は、前記選択部分から得た 残留ノイズデータの少なくとも一部と、予め決定しておいた残留ノイズデータ とを比較することからなる、請求の範囲第13項に記載の方法。43.前記データを送る段階は、複数のユニークなフィンガープリントを決定でき る対象物の磁気媒体の部分を選択するのに充分なデータを送ることからなり、 前記データを受ける段階は前記選択部分から得た残留ノイズデータを受けるこ とからなり、前記比較段階は、受けた残留ノイズデータの少なくとも一部と、 予め決定しておいた残留ノイズデータとを比較することからなる、請求の範囲 第22項に記載の方法。44.前記セレクタは複数のユニークなフィンガープリントを決定できる磁気媒体 の部分を選択するように構成され、前記入力は選択部分から得た残留ノイズデ ータを受けるようになっており、前記比較器は、受けた残留ノイズデータの少 なくとも一部と、予め決定しておいた残留ノイズデータとを比較するように構 成されている、請求の範囲第29項に記載の装置。
IPC (2件):
G09C 5/00 ,  G06F 15/00 330
FI (2件):
G09C 5/00 ,  G06F 15/00 330 G
引用特許:
審査官引用 (3件)

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