特許
J-GLOBAL ID:200903009900031478
ホウ素中性子捕捉療法用の医療装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
磯野 道造
, 多田 悦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-196110
公開番号(公開出願番号):特開2008-022920
出願日: 2006年07月18日
公開日(公表日): 2008年02月07日
要約:
【課題】線形加速器を利用し、治療部位に応じて中性子を多方向から治療部位に照射可能なBNCT装置を提供する。【解決手段】線形加速器3を用いて陽子エネルギを、9Be(p,xn)反応によって単位陽子電流当りに発生する中性子発生率が、7Li(p,n)反応によって単位陽子電流当りに発生する中性子発生率より大きく、かつ、核破砕反応によって単位陽子電流当りに発生する中性子発生率よりも小さくなる範囲のエネルギに陽子を加速する。加速された陽子を複数の四重極電磁石14および偏向電磁石15A、15B、15Cからなる回転ガントリ5Aに入射し、回転ガントリ5Aの先端に設置した中性子発生用のベリリウムのターゲット7に衝突させる。ターゲット7で発生した高速中性子を、脱着可能な中性子照射部9を用いてホウ素中性子捕捉療法に必要な熱中性子または熱外中性子に調整し、治療部位に多方向から照射する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
陽子を加速する線形加速器と、
該線形加速器により加速された陽子を偏向させて回動自在に患者の治療部位方向に導くための、複数の偏向電磁石を含んで構成された回転ガントリと、
該回転ガントリの先端に設けられた前記加速された陽子が照射されるターゲットと、
前記回転ガントリに取り付けられ、前記ターゲットの周囲を囲む様に構成されて、該ターゲットで発生する高速中性子を減速し、かつ、所定の中性子エネルギスペクトルに調整して中性子を照射する中性子照射部と、を備え、
前記線形加速器は、9Be(p,xn)反応による単位陽子電流当りの中性子発生率が、7Li(p,n)反応による単位陽子電流当りの中性子発生率より大きく、かつ、核破砕反応による単位陽子電流当りの中性子発生率よりも小さくなる範囲のエネルギになるように陽子を加速することを特徴とするホウ素中性子捕捉療法用の医療装置。
IPC (4件):
A61N 5/10
, G21K 5/02
, G21K 1/02
, H05H 3/06
FI (5件):
A61N5/10 H
, A61N5/10 K
, G21K5/02 N
, G21K1/02 C
, H05H3/06
Fターム (19件):
2G085AA03
, 2G085BA02
, 2G085BA14
, 2G085BA17
, 2G085BE04
, 2G085BE07
, 2G085BE08
, 2G085CA21
, 2G085DA03
, 2G085EA07
, 4C082AA01
, 4C082AC07
, 4C082AE01
, 4C082AG02
, 4C082AG11
, 4C082AG21
, 4C082AG52
, 4C082AP01
, 4C082AP12
引用特許:
引用文献:
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