特許
J-GLOBAL ID:200903010600091051

位置測定装置及び位置測定装置を作動させる方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-397745
公開番号(公開出願番号):特開2001-227987
出願日: 2000年12月27日
公開日(公表日): 2001年08月24日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 位置測定装置の精確な調整を可能にして、最適な作動状態を得ることができ、しかも汎用的に使用可能な方法及び位置測定装置を提供する。【解決手段】 出力信号を一定の信号振幅に制御するために必要な調節量値が、絶え間なく算出されて、デジタル伝送に適したデジタル信号に変換される。調節量値に関するこのデジタル信号は、位置測定装置に後続配置された順次電子機器に伝送されて、そこで表示される。この場合、この伝送された調節量値は、実際の走査距離の目安として使用されて、プリセットされた最適な走査距離の調節に利用され得るか、さもなければ位置測定装置の機能状態の目安として評価される。
請求項(抜粋):
【請求項01】 1つの走査ユニット及び1つの測定部を有し、この走査ユニットとこの測定部とは測定動作中に互いに相対運動し、位置に依存した複数の出力信号(A,B)が走査時に生成される、位置測定装置を作動させる方法において、この方法が以下のステップから成る:a)1つの調節量(S)を処理することによってこれらの出力信号(A,B)を複数の一定の信号振幅に制御し、b)その制御に必要なこの調節量値を受取り、c)この調節量値をシリアル伝送に適したデジタル信号に変換し、d)この調節量値に関するデジタル信号を位置測定装置(10)に後続配置された順次電子機器(20)に伝送し、e)この伝送された調節量値を表示する。【請求項02】 走査面と測定部材面との間の走査距離(D)が、表示された調節量値を使用することによって調節され、この調節量値は、実際の走査距離(D)の目安として1つのプリセットされた最適な走査距離(D)に調節するために使用される請求項1に記載の方法。【請求項03】 少なくとも1つの送信コイルの通電量が、調節量(S)として変化されて、出力信号(A,B)を一定の信号振幅に制御する請求項1に記載の方法。【請求項04】 1つの増幅要素の増幅量が、調節量(S)として変化されて、出力信号(A,B)を一定の信号振幅に制御する請求項1に記載の方法。【請求項05】 1つの光源の光度が、調節量(S)として変化されて、出力信号(A,B)を一定の信号振幅に制御する請求項1に記載の方法。【請求項06】 その都度の調節量値が、予め設定されたビット幅のシリアル式のプロコトルで順次電子機器(20)に伝送される請求項1に記載の方法。【請求項07】 伝送された調節量値は、実際の走査距離(D)に直接的に相当する1つの値に変換される請求項2に記載の方法。【請求項08】 伝送された調節量値は、文字数字併用方式の値として表示される請求項1に記載の方法。【請求項09】 伝送された調節量値は、グラフ形式で表示される請求項1に記載の方法。【請求項10】 調節要素(13)が、走査距離(D)を調節するために使用される請求項2に記載の方法。【請求項11】 値R2 =A2 +B2 が、出力信号(A,B)を一定の信号振幅に制御する実際値として2つの周期的な出力信号A=A0 * sin xt,B=B0 * cos xtから生成される請求項1に記載の方法。【請求項12】 走査面を規定する複数の走査要素(14)とこれらの走査要素( 14) に対して相対運動する測定部面を規定する1つの測定部(12)とによって位置に依存する出力信号(A,B)を生成する位置測定装置において、この位置測定装置が、以下の要素を有する:a)1つの制御装置(14)が調節量(S)を処理し、さらにこの目的のために必要なこの調節量値が、この制御装置によって絶え間なく算出されることによって、出力信号(A,B)を一定の信号振幅に制御するこの制御装置、b)調節量値をシリアル伝送に適したデジタル信号に変換する1つの変換装置(15)。【請求項13】 位置測定装置は、走査面と測定部面との間の距離を規定する走査距離を調節する調節要素(13)をさらに有する請求項12に記載の位置測定装置。【請求項14】 1つの伝送装置( 16) が、調節量値に関するデジタル信号を1つの順次電子機器(20)に伝送する変換装置(15)に後続配置されている請求項12に記載の位置測定装置。【請求項15】 伝送装置(16)は、同期式のシリアルインターフェースとして構成されている請求項14に記載の位置測定装置。【請求項16】 1つの表示装置(21) が、順次電子機器(20) の側面上に配置されていて、この表示装置(21) は、伝送された調節量値を表示するために使用される請求項14に記載の位置測定装置。【請求項17】 位置測定装置(10) は、誘導的な位置測定装置として構成されていて、この位置測定装置(10) は、走査面内に多数の送信コイルと受信コイル(14,18)を有する請求項12に記載の位置測定装置。【請求項18】 出力信号(A,B)を一定の信号振幅に制御する制御装置(14) が、この送信コイル(18)の通電量を調節量として変化させる請求項17に記載の位置測定装置。【請求項19】 出力信号(A,B)を一定の信号振幅に制御する制御装置(14) は、増幅要素の増幅量を調節量(S)として変化させる請求項12に記載の位置測定装置。【請求項20】 位置測定装置は、1つの光源と多数の検出要素を有する光電的な位置測定装置として構成されている請求項11に記載の位置測定装置。【請求項21】 出力信号を一定の信号振幅に制御する制御装置が光源の光度を変化させるため、その光源電流が調節量として可変である請求項20に記載の位置測定装置。
IPC (4件):
G01D 5/245 ,  G01D 5/245 101 ,  G01B 21/00 ,  G01D 5/36
FI (4件):
G01D 5/245 Z ,  G01D 5/245 101 Z ,  G01B 21/00 G ,  G01D 5/36 A
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (8件)
  • 特開平2-036313
  • 間隙追従型磁気式測長装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-040147   出願人:鹿島建設株式会社
  • 特開昭61-159101
全件表示

前のページに戻る