特許
J-GLOBAL ID:200903011148952458

高純度エポキシ樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 宏 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-143527
公開番号(公開出願番号):特開2002-338657
出願日: 2001年05月14日
公開日(公表日): 2002年11月27日
要約:
【要約】【課題】加水分解性塩素分やα-ジオール含有量の極めて低い高純度なエポキシ樹脂を工業的有利に製造する方法を提供すること。【解決手段】ビスフェノール類とエピハロヒドリンをアルカリ金属水酸化物の存在化に反応させてビスフェノール型エポキシ樹脂を製造するに際し、固形水酸化カリウムであるアルカリ金属水酸化物を用い、系内水分を1重量%以下に維持しながら下記一般式(1)で表されるハロヒドリンエーテル基純度を20乃至50%の範囲まで反応させる第一工程と、第一工程で得られた反応混合物にアルカリ金属水酸化物水溶液加え、反応系にある水とエピハロヒドリンとを共沸させて、水を反応系外に除去することにより、反応系内水分量を1重量%以下に保ちながら反応を行う第二工程から成る反応を行い、高純度のエポキシ樹脂を工業的に有利に得る。【数1】
請求項(抜粋):
ビスフェノール類とエピハロヒドリンをアルカリ金属水酸化物の存在下に反応させてビスフェノール型エポキシ樹脂を製造するに際し、少なくとも下記の2つの工程を経ることを特徴とする高純度エポキシ樹脂の製造方法。(第一工程)ビスフェノール類を該ビスフェノール類のフェノール性水酸基1当量当たり0.3乃至10モルのエピハロヒドリンに溶解し、ついで該ビスフェノール類のフェノール性水酸基1当量当たり0.005乃至0.5モルの固形水酸化カリウムを一括又は間欠又は連続して供給し、40乃至100°Cの温度を保ちながら、必要に応じて水とエピハロヒドリンとを共沸させ、水を反応系外に除去する事により反応系内水分量を1重量%以下に保持しながら、下記式(1)で表わされるハロヒドリンエーテル基純度を20乃至50%の範囲まで反応させる工程。【数1】(第二工程)第一工程で得られた反応混合物に常圧又は減圧下で、該ビスフェノール類のフェノール性水酸基1当量当たり0.4乃至1.295モルのアルカリ金属水酸化物水溶液を連続して供給し、反応系にある水とエピハロヒドリンとを共沸させて、水を反応系外に除去する事により、反応系内水分量を1重量%以下に保ちながら40乃至100°Cの温度で反応を行う工程。
Fターム (3件):
4J036AD08 ,  4J036AD21 ,  4J036JA01
引用特許:
審査官引用 (6件)
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