特許
J-GLOBAL ID:200903011233465833

溶接熱影響部の粒界割れ防止方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯沼 義彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-273261
公開番号(公開出願番号):特開2001-096391
出願日: 1999年09月27日
公開日(公表日): 2001年04月10日
要約:
【要約】【課題】 時効により析出物が結晶粒界に生成したオーステナイト系ステンレス鋼、Fe基耐熱合金、Ni基合金などの耐熱合金材料からなる板、管などの被溶接体の溶接熱影響部における粒界割れの発生を防止する。【解決手段】 溶接熱影響部の粒界割れ防止装置1は、溶接に先立って溶接体Wの溶接線近傍部に対し局部加熱をする局部加熱手段3と、同局部加熱手段3を被溶接体Wの溶接線に沿って相対移動させる相対移動手段4と、被溶接体Wの溶接線近傍部の温度を被溶接体Wの同溶接線近傍部の結晶粒界に存在する析出物が被溶接体Wの材料中に拡散する温度以上でかつ共晶溶融温度未満の範囲の温度に保持することにより被溶接体Wの溶接線近傍部の結晶粒界に存在する析出物が被溶接体Wの材料中に拡散して消滅するように局部加熱手段3及び相対移動手段4の作動を制御する制御装置5とを備えている。
請求項(抜粋):
高温状態で一定期間使用することにより材料中に含まれる金属元素を主成分とする析出物が結晶粒界に生成した耐熱合金材料からなる板、管などの被溶接体の溶接に際し、同溶接に先立って、上記被溶接体の溶接線に沿い局部加熱手段を相対移動させて同被溶接体の溶接熱影響部となる溶接線近傍部に対し加熱処理を行い、同被溶接体の同溶接線近傍部を、同溶接線近傍部の結晶粒界に存在する上記析出物が同被溶接体の上記材料中に拡散する温度以上でかつ共晶溶融温度未満の温度に保持することにより、上記溶接線近傍部の結晶粒界に存在する上記析出物を上記材料中に拡散させて消滅させた後、上記被溶接体に対し上記溶接線に沿って溶接を行うことを特徴とする、溶接熱影響部の粒界割れ防止方法。
IPC (2件):
B23K 31/00 ,  C21D 11/00 102
FI (2件):
B23K 31/00 H ,  C21D 11/00 102
Fターム (8件):
4K038AA01 ,  4K038AA04 ,  4K038BA02 ,  4K038CA01 ,  4K038DA01 ,  4K038EA01 ,  4K038EA03 ,  4K038FA02
引用特許:
審査官引用 (5件)
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