特許
J-GLOBAL ID:200903011330493167

浅海域波浪流況観測における水中超音波を用いたデータ伝送システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 羽切 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-009247
公開番号(公開出願番号):特開2001-203645
出願日: 2000年01月18日
公開日(公表日): 2001年07月27日
要約:
【要約】【課題】 複数のデータ伝送装置が隣接して設置されていても誤動作や無駄な電力を消費することがなく、また、データ伝送中における海中のデータ伝送装置の送受信器と船の送受信器との間の相対距離が変化して発生するドップラーシフトの影響を受けずにデータを受信できる水中超音波を用いた伝送システムを提供すること。【解決手段】 データ伝送装置2は、海上のデータ伝送制御装置3からの電源起動信号及び識別コードを受信後、受信した識別コードと自己の識別コードとの照合を行い、識別コードが一致したときデータ伝送を行い、識別コードが不一致のときは、電源を遮断して受信待機モードに切り替わる。また、データ伝送信号は、データ伝送開始時の受信側の回路を安定化するための事前信号と、基準位相シンボルとデータシンボルより構成されるフレームと、各フレーム間に設けられた送信休止期間でなり、フレームのデータシンボルの数及び/又は長さを前記データ伝送装置2と前記データ伝送制御装置3の距離の変化により発生するドップラーシフト量から決定する。
請求項(抜粋):
海中に設置して測定する海洋データ計測手段と、海中に設置して前記海洋データ計測手段からのデータを収集し、海上に対して超音波信号により収集した収集データを送信するデータ伝送手段と、海上で前記データ伝送手段からの超音波信号の収集データを受信するデータ伝送制御手段と、前記データ伝送手段と前記データ伝送制御手段とのデータ伝送を遅延同期検波方式の4-DPSK変復調で行う浅海域波浪流況観測における水中超音波を用いたデータ伝送システムにおいて、前記データ伝送の信号は、データ伝送開始時の事前信号と、基準位相シンボルと、少なくとも1個以上のデータシンボルより構成されるフレームと、各フレーム間に設けられた送信休止期間でなり、前記事前信号の送信時間は受信側のAGCアンプの安定化時間より長く設定し、各フレーム間に設けられた前記送信休止期間の時間は受信側のAGCアンプの安定化時間よりも短く設定し、前記データ伝送手段と前記データ伝送制御手段の距離の変化により発生するドップラーシフト量に対し、前記フレームのデータシンボルの数及び/又は前記データシンボルの長さを設定することにより、受信側のデータをサンプリングするタイミングが、前記4-DPSK変復調の復調信号の出力安定領域内に位置するようにしたことを特徴とする浅海域波浪流況観測における水中超音波を用いたデータ伝送システム。
引用特許:
審査官引用 (6件)
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