特許
J-GLOBAL ID:200903012409711581

直流送電系統の保護継電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-059134
公開番号(公開出願番号):特開2001-251751
出願日: 2000年03月03日
公開日(公表日): 2001年09月14日
要約:
【要約】【課題】誤差分によるリレー誤動作の懸念がなく、リレー感度をより高感度にして帰線を保護することにある。【解決手段】直流送電系統の帰線の両端に流れる電流を検出し、その電流を相互間で互いに伝送しあって帰線7を故障から保護する保護継電装置において、演算に必要な所定の処理や判定の基準を整定する整定手段13-6と、直流変流器8aより導入される電流を相手端に伝送する伝送手段13-3と、導入される電流と伝送手段より取込まれる相手端からの電流の和である差電流を演算し、その差電流と整定手段13-6より入力される時間分だけ過去に求められた差電流との差から差電流の変化分を演算して誤差分を低減し、且つ整定手段より入力された基準値に対して変化分が所定の関係を満足したとき帰線7に故障が発生したと判定する第2の演算手段13-4と、この判定結果を出力する出力手段13-5とを備える。
請求項(抜粋):
交直変換器により交流を直流に変換して一端から他端に直流送電する直流送電線及び一端が接地された金属帰路線(以下帰線と称す)から構成された直流送電系統の前記帰線の両端に流れる電流を直流変流器により検出し、その電流を相互間で互いに伝送しあって差動保護方式により前記帰線を故障から保護する保護継電装置において、演算に必要な所定の処理や判定の基準を整定する整定手段と、前記直流変流器より導入される電流に対し、前記整定手段により整定された値のオフセット補正とゲイン補正の二種類の補正処理を行って前記電流に発生している固定分誤差と比例分誤差を低減する第1の演算手段と、この第1の演算手段で補正処理された電流を相手端に伝送する伝送手段と、前記第1の演算手段で補正処理された電流と前記伝送手段より取込まれる相手端からの電流の和である差電流を演算し、その差電流と前記整定手段より入力される時間分だけ過去に求められた差電流との差から差電流の変化分を演算してその後に発生している誤差分を低減し、且つ前記整定手段より入力された基準値に対して変化分が所定の関係を満足したとき前記帰線に故障が発生したと判定する第2の演算手段と、この第2の演算手段の判定結果を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする直流送電系統の保護継電装置。
IPC (3件):
H02H 3/26 ,  G01R 31/02 ,  H02H 3/28
FI (3件):
H02H 3/26 K ,  G01R 31/02 ,  H02H 3/28 K
Fターム (7件):
2G014AA04 ,  2G014AB33 ,  2G014AB57 ,  2G014AC19 ,  5G047AA01 ,  5G047CA01 ,  5G047CA03
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (11件)
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