特許
J-GLOBAL ID:200903014270542286

追い越し型極大歯たけの歯形を有する負偏位撓みかみ合い式歯車装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-330751
公開番号(公開出願番号):特開2001-146945
出願日: 1999年11月22日
公開日(公表日): 2001年05月29日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 撓みかみ合い式歯車装置の負荷能力を高めること。【解決手段】 撓み係数を1より小さくした負偏位の可撓性外歯車の歯形の基本形を凸円弧とし、該凸円弧歯形の中心が剛性内歯車の歯に対して画く移動軌跡の変曲点における法線と該軌跡の縮閉線を新たに導入し、歯形の干渉限界を明らかにすることにより、主かみ合いを果たす剛性内歯車の凹歯形部と可撓性外歯車の凸歯形部の歯たけの極大化、及び歯形の干渉無しに剛性内歯車の全歯たけの極大化を図る。
請求項(抜粋):
剛性内歯車と可撓性外歯車と波動発生器とを有し、前記可撓性外歯車は、円筒状の胴部と、当該胴部の外周面に形成されている外歯とを備え、前記波動発生器は前記可撓性外歯車の軸直角断面を楕円状に撓めて前記剛性内歯車に対して部分的にかみ合わせており、前記剛性内歯車及び前記可撓性外歯車を共にモジュールmの平歯車として、前記可撓性外歯車の歯数を前記剛性内歯車の歯数より2n(nは正の整数)枚少なくし、前記波動発生器の回転により、両歯車に相対回転を生じさせる撓みかみ合い式歯車装置において前記可撓性外歯車の歯筋の任意の個所に選んだ軸直角断面を主断面とし、この主断面で、前記可撓性外歯車の変形後の楕円状リム中立線の最大半径と変形前のリム中立円の半径との差をモジュールmで除した値を楕円状リム中立線の撓み係数とし、当該撓み係数を標準値1より小さい負偏位とすることにより、楕円形の長軸付近を両歯車の歯の噛み合い領域より除外し、前記可撓性外歯車の歯形の基本型を凸円弧とし、該凸円弧が前記剛性内歯車に創成する凹曲線を当該剛性内歯車の歯形の主部として与え、該凹曲線の歯先寄りの端点を、前記可撓性外歯車の凸円弧歯形の中心が前記剛性内歯車の歯に対して画く移動軌跡の変曲点における該軌跡の法線上に取り、該端点と噛み合う前記可撓性外歯車の凸円弧上の点を該凸円弧歯形の歯元寄りの端点とし、該歯元寄りの端点に続く凹曲線を前記可撓性外歯車の歯元曲線として与え、前記剛性内歯車の凹歯形の端点に続く歯先側の歯形を、前記可撓性外歯車の凸円弧歯形中心による移動軌跡の変曲点における該軌跡の法線上の点から、該軌跡の縮閉線上に現れる被創成曲線の折り返し点までの被創成凸曲線として与え、該被創成凸曲線に更に前記可撓性外歯車との干渉無しに円弧状凸曲線を追加し、前記可撓性外歯車の凸円弧歯形の歯先点を、該折り返し点で前記剛性内歯車の該被創成凸曲線歯形とかみ合う点として設定することにより、前記可撓性外歯車の前記主断面で、長軸を離れて凹と凸の歯形が追い越し型のかみ合いを行う極大歯たけを有することを特徴とする撓みかみ合い式歯車装置。
IPC (2件):
F16H 1/32 ,  F16H 55/08
FI (2件):
F16H 1/32 B ,  F16H 55/08 A
Fターム (15件):
3J027FA01 ,  3J027FA37 ,  3J027FB32 ,  3J027FC20 ,  3J027GC07 ,  3J027GC22 ,  3J027GE14 ,  3J027GE16 ,  3J030AA04 ,  3J030AA12 ,  3J030AC10 ,  3J030BA01 ,  3J030BB12 ,  3J030BC02 ,  3J030BD02
引用特許:
出願人引用 (3件)

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