特許
J-GLOBAL ID:200903014799529730

サイフォン式循環型ヒートパイプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 戸川 公二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-217275
公開番号(公開出願番号):特開2009-052757
出願日: 2007年08月23日
公開日(公表日): 2009年03月12日
要約:
【課題】 作動温度範囲の拡張が図れると共に、温熱輸送量の増大も実現でき、しかも、トップヒートや水平ヒートでの使用にも適したサイフォン式循環型ヒートパイプを提供すること。【解決手段】 環状パイプ1の所定部位に受熱管部を配設し、この受熱管部とその上方に配設された貯溜タンク2とを温液上昇管部により接続すると共に、前記受熱管部には蒸気膨張室を連設する一方、前記貯溜タンク2には、内部に空隙を残して熱媒液を収容すると共に、下部に温液下降管部を連結してタンク下方に配設された放熱管部と接続し、かつ、当該放熱管部には前記タンク内に収容した熱媒液11の液面レベルよりも液頭位置の高い冷液上昇管部を連結して、この冷液上昇管部と前記受熱管部に連通する冷液下降管部の端部同士を、タンク内部の空隙を経由して前記貯留タンク2を貫通する伝熱性の冷却管部を介して連接して構成した。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
環状パイプ1に減圧封入された熱媒液11を所定方向に循環させて熱輸送可能な循環型ヒートパイプであって、非作動時において熱媒液11を循環経路のすべての部分で連結させてサイフォンの原理の利用を可能としたものであり、 前記環状パイプ1の所定部位に加熱機構Hと熱交換可能なるごとく受熱管部12を配設し、この受熱管部12とその上方に配設された貯溜タンク2とを温液上昇管部13により接続すると共に、前記受熱管部12には蒸気膨張室Eを連設して、受熱時において前記蒸気膨張室Eから温液上昇管部13に連続的に気泡を供給可能にする一方、 前記貯溜タンク2には、内部に空隙Sを残して熱媒液11を収容すると共に、下部に温液下降管部14を連結してタンク下方に配設された放熱管部15と接続し、かつ、当該放熱管部15には前記タンク内に収容した熱媒液11の液面レベルよりも液頭位置の高い冷液上昇管部16を連結して、この冷液上昇管部16と前記受熱管部12に連通する冷液下降管部17の端部同士を、タンク内部の空隙Sを経由して前記貯留タンク2を貫通する伝熱性の冷却管部18を介して連接して構成したことを特徴とするサイフォン式循環型ヒートパイプ。
IPC (2件):
F28D 15/02 ,  F28D 15/06
FI (3件):
F28D15/02 101L ,  F28D15/02 105D ,  F28D15/02 104B
引用特許:
出願人引用 (12件)
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審査官引用 (4件)
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