特許
J-GLOBAL ID:200903015510838109

直交周波数分割多重信号伝送方法、送信装置及び受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-325047
公開番号(公開出願番号):特開平11-163823
出願日: 1997年11月26日
公開日(公表日): 1999年06月18日
要約:
【要約】【課題】 階層化OFDM伝送方式では、下位階層に所要C/Nは小さいが周波数利用効率が低い信号を配置しているため、全体の周波数利用効率は受信状況が良いときでも下位階層分は犠牲になっている。【解決手段】 入力回路31は、入力データに対して複数の誤り訂正符号化回路と複数のトレリス符号化回路を選択して2重の誤り訂正を行い、更に変調マッピングを行い、選択したレートを示すID信号と基準信号とをフレーム合成して出力R信号とI信号とを出力する。出力回路35は、入力復調R信号とI信号からフレームデコードされたID信号を用いて、復調デマッピング、ビタビ復号、誤り訂正を行って復号データを出力すると共に、デコードされた基準信号のS/Nから受信状況を判定し、その受信状況に応じて最もデータ量を多く設定できる送信側のレートを指定する制御信号を生成して送信する。
請求項(抜粋):
送信側では、互いに周波数の異なる複数の搬送波のそれぞれを、各搬送波に割り当てられた伝送すべき情報信号からそれぞれ得た同相信号と直交信号で別々に変調し、かつ、周波数分割多重した直交周波数分割多重信号を生成してシンボル単位で送信し、受信側では前記直交周波数分割多重信号を受信してそれぞれの変調された搬送波をそれぞれの同相信号と直交信号に復調した後、情報信号を復号する直交周波数分割多重信号伝送方法において、送信側では、それぞれ複数の誤り訂正符号化レート、トレリス符号化レート及び変調マッピング方式の中から、レート指定信号に基づき一の誤り訂正符号化レート、トレリス符号化レート及び変調マッピング方式をそれぞれ選択して得られた伝送すべきディジタルデータと、選択した符号化レート、トレリス符号化レート及び変調マッピング方式を示すID信号と、基準信号とをそれぞれフレーム合成して実数部信号と虚数部信号とを生成した後、これらの実数部信号と虚数部信号に基づいて前記直交周波数分割多重信号を生成して空間伝送路へ送信し、受信側では、前記空間伝送路を経て入力された前記直交周波数分割多重信号を直交復調しFFT演算した後、それぞれ複数の復調デマッピング方式、ビタビ復号の復号レート及び誤り訂正方式の復号レートの中から、フレームデコードした前記ID信号を用いて選択した一の復調デマッピング方式、ビタビ復号の復号レート及び誤り訂正方式の復号レートにより、フレームデコードした前記ディジタルデータを復号すると共に、フレームデコードした前記基準信号に基づいて受信状況を判定してその判定結果から最もデータ量が多くなる送信側の前記符号化レート、トレリス符号化レート及び変調マッピング方式を送信側に指定する前記レート指定信号を生成した後、変調して上り変調信号として前記空間伝送路へ送信することを特徴とする直交周波数分割多重信号伝送方法。
引用特許:
審査官引用 (5件)
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