特許
J-GLOBAL ID:200903015924954224

転がり部品とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 亀井 弘勝 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-043239
公開番号(公開出願番号):特開平8-232964
出願日: 1995年03月02日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【目的】 表面がきれいに仕上げられていない相手物体に対しても安定した油膜形成能力を有し、しかも転がり疲労寿命についても改善された転がり部品と、その製造方法とを提供する。【構成】 転がり部品は、浸炭窒化処理した高炭素鋼系材料からなり、その転がり面に、ショットブラストによる粗化とバレル仕上によって、互いに独立した多数の微小くぼみが形成されている。また、上記転がり面の表層部は、90MPa以上の残留圧縮応力を有し、かつ8容積%以上のオーステナイト相を含有している。製造方法は、未処理の転がり部品を浸炭窒化処理し、ついでその転がり面をショットブラストによって粗化した後、バレル仕上げする。
請求項(抜粋):
浸炭窒化処理した高炭素鋼系材料からなる転がり部品の転がり面を、ショットブラストにて粗化し、さらにバレル仕上げすることで、当該転がり面に、各々独立した多数の微小くぼみが形成された転がり部品であって、上記転がり面の表面から深さ100μmまでの表層部での、残留圧縮応力の最小値が90MPa以上で、かつ当該表層部での残留オーステナイト相の含有率が8容積%以上であるとともに、上記転がり面の最大粗さRmax が3μm以下、自乗平均平方根粗さRMSが0.3μm以下、表面粗さの分布曲線のゆがみ度を示すSK値が-3以下で、かつ微小くぼみの開口面積が、転がり面の全表面積に対する面積率で表して5〜20%であることを特徴とする転がり部品。
IPC (4件):
F16C 33/64 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 302 ,  F16C 33/62
FI (4件):
F16C 33/64 ,  C22C 38/00 301 Z ,  C22C 38/00 302 Z ,  F16C 33/62
引用特許:
審査官引用 (10件)
全件表示

前のページに戻る