特許
J-GLOBAL ID:200903017866933575
光散乱媒体の吸光計測装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
柳田 征史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-147412
公開番号(公開出願番号):特開平7-005101
出願日: 1993年06月18日
公開日(公表日): 1995年01月10日
要約:
【要約】【目的】 媒体から出射する直進透過光と散乱光とを分離して、媒体の吸光情報を高S/Nで検出し得る光散乱媒体の吸光計測装置を提供する。【構成】 周波数の等しい同期した2つのSLD光a3 ,a4 がそれぞれ進行する、長さのほぼ等しい2つの光路A,Bのうち、一方の光路B上に光路差制御器17、この光路Bを進行する光a4 の周波数を時間的に鋸歯状波状に掃引するピエゾ素子32、およびこのピエゾ素子32を駆動する鋸歯状波発生ドライブ回路33を設ける。光路Aを進行する光a3 を光散乱性の媒体10に入射させ、媒体10内部を最短距離で出射する直進透過光a10および媒体10内部で余分な長さの光路を通過して出射するクロストーク光a21を、周波数掃引された光a5 と干渉させる。直進透過光a10が干渉するときの光a5 の周波数とクロストーク光a21が干渉するときの光a5 の周波数とが異なり干渉光の周波数が異なるため、これを検出する。
請求項(抜粋):
可干渉距離の短い低コヒーレンスな光を出射する光源と、該光源より出射された前記低コヒーレンスな光を2つの光束に分割し、それぞれ光路長の略等しい2つの異なる光路に沿って進行させた後合成する光学系と、該2つの光路のうち少なくとも一方の光路上に設けられた、前記2つの光路をそれぞれ各別に進行する2つの光束の周波数が互いに異なるように該少なくとも一方の光路を進行する光束の周波数をシフトせしめる周波数シフタと、前記2つの光路のうち少なくとも一方の光路上に設けられた、該少なくとも一方の光路の長さを変調せしめて前記2つの光路の光路差を変調せしめる光路差変調手段と、前記2つの光路のうち一方の光路上に配された光散乱性の媒体を直進透過した光束と他方の光路を進行した光束とが前記光学系により合成されたのちの光束の強度を検出する光検出器と、前記光検出器により検出された光強度を示す信号のうち、前記光学系により合成される際の2つの光束の周波数差に応じた周波数で強弱を繰り返すビート信号を検出し前記媒体を直進透過した光の成分を検出する光ヘテロダイン検波手段と、該光ヘテロダイン検波手段により得られた前記媒体を直進透過した光の成分に基づいて該媒体の吸光情報を計測する吸光情報計測手段とを備え、前記光路差変調手段により光路差を変調し、該光路差に応じて特徴的に立ち上がる前記ビート信号を光ヘテロダイン検波することにより、前記媒体の吸光情報を計測するようにしたことを特徴とする光散乱媒体の吸光計測装置。
IPC (3件):
G01N 21/27
, A61B 10/00
, G01N 21/17
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