特許
J-GLOBAL ID:200903018227515181

音響信号の符号化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金山 聡
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-209163
公開番号(公開出願番号):特開2003-022096
出願日: 2001年07月10日
公開日(公表日): 2003年01月24日
要約:
【要約】【課題】 同一の周波数を有する周波数成分であっても、本来の音の成分を抽出し、倍音成分だけを削除することが可能な音響信号の符号化方法を提供する。【解決手段】音響信号に対して単位区間ごとに周波数解析を行なって、音高と強度からなる音素を算出した後、各音素について音の高い方(n=127)から自身が他の基本音の倍音であるかどうかの探索を行う。倍音は2倍音から探索し、基本音候補の強度値と探索中の音素の強度に基づく値の比較を行う(S13)。比較の結果、基本音候補の強度が大きい場合には、基本音候補を基本音であるとみなして、探索中の音素の強度を削減し、その削減分を基本音に追加させる(S14)。
請求項(抜粋):
与えられた音響信号に対して、時間軸上に複数の単位区間を設定する区間設定段階と、前記単位区間における音響信号と複数の周期関数との相関を求めることにより、各周期関数に対応した強度値を算出し、各周期関数が有する周波数と、前記各周期関数に対応した強度値と、単位区間の始点に対応する区間開始時刻と、単位区間の終点に対応する区間終了時刻で構成される単位音素データを算出する単位音素データ算出段階と、前記単位音素データに対して、各単位区間ごとに周波数が互いに整数倍の関係となる両単位音素データの強度値に基づいて、両単位音素データの第2強度値を算出する第2強度値算出段階と、前記算出された第2強度値に基づいて、各単位区間ごとに所定数の単位音素データに優先度を示す設定を行う優先度設定段階と、前記単位音素データ算出段階、第2強度値算出段階、優先度設定段階の処理を全単位区間に対して行うことにより得られる全単位音素データから、強度値が所定値に達していないものを削除する単位音素データ削除段階と、前記残った単位音素データのうち、周波数が同一であって、区間が連続するものを連結して連結音素データとし、連結音素データの属性として、強度値は構成する単位音素データの強度値に基づいて与え、開始時刻は先頭の単位音素データの区間開始時刻を与え、終了時刻は最後尾の単位音素データの区間終了時刻を与え、1つの連結音素データを構成する連結元の単位音素データのうち、いずれかの音素データに優先度の設定が行われている場合に、当該連結音素データに優先度の設定を行う音素データ連結段階と、前記連結処理後の音素データのうち、優先度の設定が行われている音素データの集合により音響信号を表現する符号化段階と、を有することを特徴とする音響信号の符号化方法。
IPC (3件):
G10L 19/00 ,  G10H 1/00 ,  H03M 7/30
FI (3件):
G10H 1/00 Z ,  H03M 7/30 A ,  G10L 9/18 M
Fターム (9件):
5D045DA20 ,  5D378QQ01 ,  5D378QQ21 ,  5J064BA01 ,  5J064BB07 ,  5J064BC02 ,  5J064BC06 ,  5J064BC27 ,  5J064BD01
引用特許:
審査官引用 (4件)
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引用文献:
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