特許
J-GLOBAL ID:200903019388579577

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-322737
公開番号(公開出願番号):特開平10-159521
出願日: 1996年12月03日
公開日(公表日): 1998年06月16日
要約:
【要約】【課題】 スラッジの堆積を防止して、ロックピンの作動性を常に好適に維持することができる内燃機関バルブタイミング制御装置を提供する。【解決手段】 バルブタイミング変更機構11は、ハウジング28とその内部に設けられたベーン体31とを有する。このベーン体31の外周部に設けられた複数のベーン32の一つに設けられた挿通孔42の油圧室44に対して、カムシャフト12の回転軸から見た最遠心位置に同カムシャフト12の回転軸遠心方向に傾斜角を持った第1圧力油路45が開口する。また、挿通孔42には、ハウジング28及びベーン体31の相対回転を規制するロックピン43が配設され、このロックピン43の係止穴49の外径面はテーパ状に形成される。
請求項(抜粋):
同一の回転軸心を有して内燃機関の出力軸及び同機関のバルブを開閉駆動するカムシャフトの一方及び他方に連結された第1及び第2の回転体を備えるとともに、前記第1の回転体に形成された凹部を前記第2の回転体に形成されたベーンにて区画することによりベーンの少なくとも一側に液室を形成し、該形成した液室に対する液圧制御に基づき前記第1及び第2の回転体を相対回転させて前記機関出力軸と前記カムシャフトとの相対回転位相を変更し、前記バルブの開閉タイミングを可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記第1及び第2の回転体の一方にそれら回転体の回転軸心と平行に形成された挿通孔を移動する移動体が同第1及び第2の回転体の他方に形成された係止穴に嵌入されることによってそれら第1及び第2の回転体を所定の回転位相に係止するロック手段と、前記移動体を前記係止穴の形成された回転体側に付勢する付勢手段と、機関運転時、前記付勢手段による付勢力に抗して前記ロック手段による係止を解除するための液圧を前記移動体に対し供給する解除液圧供給通路と、を備えるとともに、前記解除液圧供給通路を前記挿通孔若しくは前記係止穴における前記回転体の遠心方向に開口したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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