特許
J-GLOBAL ID:200903019436204718

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-206570
公開番号(公開出願番号):特開平11-048942
出願日: 1997年07月31日
公開日(公表日): 1999年02月23日
要約:
【要約】【課題】極低μ路の走行時に全ての車輪の車輪スリップ率がそろって上昇してもアンチスキッド制御を確実に行うことが可能なアンチスキッド制御装置を提供する。【解決手段】時刻t1にてブレ-キが操作され、その少し後にアンチスキッド制御が始まる。時刻t2にて全車輪の車輪スリップ率がそろって上昇し、全車輪の車輪速度VW**がゆっくり低下すると、推定車体速度VBは車輪速度VW**と等しくなって実際の車体速度よりも低下してゆき、推定車体減速度dVBは上昇してゆく。時刻t3にてフラグFNGがセットされ、推定車体速度VBは限界減速度勾配により演算される車体速度と等しくなり、推定車体速度VBの低下の度合いは軽減される。時刻t4にて車輪速度VW**が上昇するとフラグFNGがリセットされ、その後も、アンチスキッド制御によって車輪速度VW**は上昇し、推定車体速度VBは実際の車体速度に近づき、時刻t5にて両者はほぼ等しくなる。
請求項(抜粋):
車両の各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、前記車輪速度検出手段の検出した各車輪の車輪速度を用いて推定車体速度を設定する推定車体速度設定手段と、前記推定車体速度設定手段の設定した推定車体速度を時間微分することにより推定車体減速度を設定する推定車体減速度設定手段と、前記推定車体速度設定手段の設定した推定車体速度と、前記車輪速度検出手段の検出した各車輪の車輪速度とに基づいて、各車輪のスリップ状態を検出するスリップ状態検出手段と、前記スリップ状態検出手段の検出した各車輪のスリップ状態が適正な状態となるように、各車輪のブレーキ圧を少なくとも増圧または減圧するブレーキ圧調整手段とを備えたアンチスキッド制御装置であって、各車輪のブレーキ圧を求めるブレーキ圧検出手段と、前記推定車体減速度設定手段の設定した推定車体減速度と、前記ブレーキ圧検出手段の求めた各車輪のブレーキ圧とを比較し、当該ブレーキ圧に対して推定車体減速度が設定値よりも大きい場合には、前記推定車体速度の減速度勾配を小さい値に補正する比較補正手段とを備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/66 ,  B60T 8/72
FI (2件):
B60T 8/66 A ,  B60T 8/72
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • アンチスキッド制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-269748   出願人:住友電気工業株式会社
  • 車体減速度検出装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-225212   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • 特開平3-176258
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