特許

J-GLOBAL ID：200903019949479216

ゲル状食品及びその製造方法

発明者： 小島 正明
出願人/特許権者： 伊那食品工業株式会社
代理人 (1件)： 伊丹 勝
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-043427
公開番号（公開出願番号）：特開平8-214796
出願日： 1995年02月08日
公開日（公表日）： 1996年08月27日
要約：

【要約】【目的】 新しい果肉様食感を再現性よく得ることができるゲル状食品とその製造方法を提供する。【構成】 ゲル化剤としての第1の高分子としてLMペクチンを水に分散溶解させる。その溶液に、金属イオンを含む第2の高分子としてアラビアゴム粉末をグラニュー糖とともに混合して攪拌しながら分散させ、必要に応じて果汁等の他の成分原料を混合して、ドリンクゼリーを作る。アラビアガム粉末の吸水膨潤と同時に、アラビアガム粉末からCaイオンが溶出し、そのCaイオンとペクチンとの反応により、アラビアガムの膨潤塊の表面部にゲル皮膜が生成されて、内部が不溶物のまま膨潤塊として安定化し、新しい果肉様食感を得る。

請求項（抜粋）：

金属イオンと反応してゲルを形成する親水性の第1の高分子の溶液に、金属イオンを含有する水溶性の第2の高分子の粉末を加えて得られるゲル状食品であって、前記第2の高分子粉末が吸水膨潤した膨潤塊が、前記第2の高分子粉末から溶出した金属イオンと前記第1の高分子との反応により生成されたゲルにより囲まれて不溶物となって分散した状態としたことを特徴とするゲル状食品。