特許
J-GLOBAL ID:200903020340287599
第VIIa因子阻害剤である(チオ)尿素誘導体、その製造方法およびその使用
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
高木 千嘉 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-501818
公開番号(公開出願番号):特表2003-535844
出願日: 2001年05月26日
公開日(公表日): 2003年12月02日
要約:
【要約】本発明は、式I[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A、X、m、およびnは、特許請求の範囲に示された意味である]に示される化合物に関する。式Iに示される化合物は、価値のある薬理学的に活性な化合物である。この化合物は、強い抗血栓作用を呈し、例えばトロンビン関連疾患および再狭窄の治療および予防に好適である。この化合物は、血液凝固酵素第VIIa因子の可逆阻害剤であり、一般的に、第VIIa因子の所望されない活性を有する状態または第VIIa因子の阻害を目的とする治療または予防のために適用することができる。さらに本発明は、式Iに示される化合物の製造方法、(特に製剤中の活性成分としての)それらの使用、およびそれを含有する製剤に関する。
請求項(抜粋):
次の式I 【化1】で示される化合物、この化合物の全ての立体異性体の形態および任意の割合の混合物、およびその製薬上許容され得る塩。 上記式中、 mは、0、1、2、3または4であり; nは、0、1、2または3であり; Aは、ハロゲンであり; Xは、硫黄または酸素であり; R1は、水素、水酸基、(C1-C12)-アルコキシカルボニル基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルコキシカルボニル基および(C6-C14)-アリールオキシカルボニル基から選択され、ここで各アリール基は非置換であるか、または(C1-C12)-アルキル基、ハロゲンおよび(C1-C12)-アルコキシ基から選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基で置換され; R2は、水素、(C1-C12)-アルキル基、(C6-C14)-アリール基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキル基、R20-(C1-C12)-アルキル基、R20-(C6-C14)-アリール基およびR20-(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキル基から選択され、ここでR20は、ヒドロキシカルボニル基、アミノカルボニル基、(C1-C12)-アルコキシカルボニル基および(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルコキシカルボニル基から選択され; R3は、水素、シアノ基、水酸基および(C1-C12)-アルキル基から選択され; R4は、(C1-C12)-アルキル基、(C6-C14)-アリール基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキル基、Het基およびHet-(C1-C4)-アルキル基から選択され、ここでアルキル基、アリール基およびHet基は、非置換であるか、または1つ以上の同一または異なる置換基R10によって置換され; R5は、水素、(C1-C12)-アルキル基、(C6-C14)-アリール基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキル基、Het基、Het-(C1-C4)-アルキル基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキル-アミノカルボニル基およびHet-(C1-C4)-アルキル-アミノカルボニル基から選択され、ここでアルキル基、アリール基およびHet基は非置換であるか、または1つ以上の同一または異なる置換基R10で置換されているか;または R4およびR5はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、飽和または不飽和の3員乃至8員環を形成し、ここで炭素環または複素環は窒素、酸素および硫黄から選択される1、2または3個の同一または異なる複素環原子を含み、そして5乃至10個の環原子を含む1または2個の飽和または不飽和の炭素環系または複素環系に縮合することができ、その環原子は窒素、酸素および硫黄から選択される1、2または3個の同一または異なる複素環原子であることができ、ここで得られたR4(R5)C基は、非置換であるか、または1個またはそれ以上の同一もしくは異なる置換基R10によって置換され; R6は、水素、水酸基、(C1-C8)-アルコキシ基および(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルコキシ基から選択され; R10は、 (C1-C12)-アルキル基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキル基、(C1-C8)-アルコキシ基、(C1-C4)-アルコキシ-(C2-C4)-アルコキシ基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルコキシ基、(C6-C14)-アリールオキシ基、Het-オキシ基、Het-(C1-C4)-アルコキシ基、(C6-C14)-アリール基、Het基、Het-(C1-C4)-アルキル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチル基、ハロゲン、オキソ基、ヒドロキシ基、アミノ基、(C1-C12)-アルキルカルボニルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、(C6-C14)-アリールカルボニルアミノ基、Het-カルボニルアミノ基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキルカルボニルアミノ基、Het-(C1-C4)-アルキルカルボニルアミノ基、(C1-C8)-アルキルカルボニル基、(C6-C14)-アリールカルボニル基、(C1-C8)-アルキルアミノカルボニル基、(C6-C14)-アリールアミノカルボニル基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキルアミノカルボニル基、Het-アミノカルボニル基、Het-(C1-C4)-アルキルアミノカルボニル基、アミノカルボニル基、(C1-C8)-アルコキシカルボニル基、ヒドロキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、アミジノ基、アセトイミノ基、トリ-((C1-C4)-アルキル)アンモニオ基、(C1-C8)-アルキルアミノ基、ジ-((C1-C8)-アルキル)アミノ基、ヒドロキシカルボニルメトキシ基、(C1-C8)-アルキルスルホニル基、(C6-C14)-アリールスルホニル基、(C1-C8)-アルキルアミノスルホニル基、(C6-C14)-アリールアミノスルホニル基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキルアミノスルホニル基、Het-アミノスルホニル基、Het-(C1-C4)-アルキルアミノスルホニル基、(C1-C8)-アルキルスルホニルアミノ基、(C6-C14)-アリールスルホニルアミノ基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキルスルホニルアミノ基、Het-スルホニルアミノ基およびHet-(C1-C4)-アルキルスルホニルアミノ基から選択され、ここでR10を示す(C1-C12)-アルキルカルボニルアミノ基は、非置換であるか、またはそのアルキル基においてアミノ基、水酸基および(C1-C4)-アルコキシ基から選択される1つの置換基によって置換され、そしてここでR10を示す (C1-C12)-アルキル基および(C1-C8)-アルコキシ基は、非置換であるか、または(C1-C8)-アルコキシカルボニル基、ヒドロキシカルボニル基およびアミノカルボニル基から選択される1個またはそれ以上の同一もしくは異なる置換基によって置換され、 ここでR10基の各アリール基および各Het基は非置換であるか、またはハロゲン、ニトロ基、オキソ基、水酸基、(C1-C8)-アルキル基、(C1-C8)-アルコキシ基、(C1-C4)-アルコキシ-(C2-C4)-アルコキシ基、(C6-C14)-アリールオキシ基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルコキシ基、Het-オキシ基、Het-(C1-C4)-アルコキシ基、(C6-C14)-アリール基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキル基、Het基、Het-(C1-C4)-アルキル基、トリフルオロメチル基、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、(C1-C8)-アルキルスルホニル基、(C1-C8)-アルコキシカルボニル基、ヒドロキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アミノ基、(C1-C8)アルキルアミノ基、ジ-((C1-C8)-アルキル)アミノ基、(C1-C8)-アルキルカルボニルアミノ基、(C6-C14)-アリール-(C1-C4)-アルキルカルボニルアミノ基、(C6-C14)-アリールカルボニルアミノ基、Het-カルボニルアミノ基、Het-(C1-C4)-アルキルカルボニルアミノ基および(C1-C8)-アルキルカルボニル基から選択される、1個またはそれ以上の同一もしくは異なる置換基で置換され、ここで基R10におけるアリール基またはHet基の置換基を示す(C1-C8)-アルキル基および(C1-C8)-アルコキシ基は、非置換であるか、または(C1-C8)-アルコキシカルボニル基、ヒドロキシカルボニル基およびアミノカルボニル基から選択される1個またはそれ以上の同一もしくは異なる置換基によって置換され、 但し、置換基R10がアルキル基に結合している場合には、置換基R10は(C1-C8)-アルコキシカルボニル基、ヒドロキシカルボニル基、アミノカルボニル基、(C1-C8)-アルキルアミノカルボニル基または(C1-C8)-アルキルアミノスルホニル基であることはできず、そして、置換基R10がアルキル基に結合している場合には、置換基R10は(C1-C8)-アルコキシカルボニル基、ヒドロキシカルボニル基およびアミノカルボニル基から選択される1個またはそれ以上の同一もしくは異なる置換基で置換された(C1-C8)-アルキルであることはできず; Het基とは、窒素、酸素および硫黄から選択される、1、2または3個の同一または異なるヘテロ環原子を含む飽和または不飽和の単環式または二環式の3乃至10員の複素環系である。
IPC (24件):
C07C275/40
, A61K 31/17
, A61K 31/357
, A61K 31/426
, A61K 31/4409
, A61K 31/4465
, A61K 31/5375
, A61K 31/538
, A61P 7/00
, A61P 7/02
, A61P 43/00 111
, C07C273/02
, C07C275/64
, C07C303/40
, C07C311/05
, C07C311/18
, C07C315/04
, C07C317/32
, C07D211/78
, C07D213/40
, C07D265/38
, C07D277/46
, C07D319/16
, C07M 7:00
FI (24件):
C07C275/40
, A61K 31/17
, A61K 31/357
, A61K 31/426
, A61K 31/4409
, A61K 31/4465
, A61K 31/5375
, A61K 31/538
, A61P 7/00
, A61P 7/02
, A61P 43/00 111
, C07C273/02
, C07C275/64
, C07C303/40
, C07C311/05
, C07C311/18
, C07C315/04
, C07C317/32
, C07D211/78
, C07D213/40
, C07D265/38
, C07D277/46
, C07D319/16
, C07M 7:00
Fターム (50件):
4C033AD14
, 4C033AD17
, 4C033AD20
, 4C054AA02
, 4C054CC01
, 4C054DD01
, 4C054EE01
, 4C054FF38
, 4C055AA01
, 4C055BA01
, 4C055CA01
, 4C055DA28
, 4C055DB17
, 4C056AA02
, 4C056AB01
, 4C056AC03
, 4C056AD03
, 4C056AE02
, 4C056AF04
, 4C056DC01
, 4C056EB03
, 4C056EC01
, 4C056ED03
, 4C086BA15
, 4C086BC17
, 4C086BC21
, 4C086BC73
, 4C086BC74
, 4C086BC82
, 4C086MA01
, 4C086MA04
, 4C086NA14
, 4C086ZA54
, 4C086ZC20
, 4C206AA01
, 4C206AA03
, 4C206HA27
, 4C206MA01
, 4C206MA04
, 4C206NA14
, 4C206ZA54
, 4H006AA01
, 4H006AA02
, 4H006AB20
, 4H006AB24
, 4H006AC53
, 4H006AC57
, 4H006BD70
, 4H006TA02
, 4H006TB03
引用特許:
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