特許
J-GLOBAL ID:200903020663248428

ループ型ヒートパイプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 丈夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-041850
公開番号(公開出願番号):特開2004-251522
出願日: 2003年02月19日
公開日(公表日): 2004年09月09日
要約:
【課題】ヒートパイプの熱輸送能力増大のため、ウイックの毛細管現象によるポンプ能力を損なうことなく蒸発器を大型化する。【解決手段】ウイックとして機能する複数の多孔質体12が、外周面の少なくとも一部を蒸発部容器8の内面に接触させた状態で、かつ軸線に沿う方向に離隔させて前記蒸発部容器の内部に配置され、これらの多孔質体同士の間に形成されている空間部20を横切って配置されかつ液相の前記作動流体を流通させる流路形成部材13によってそれらの多孔質体同士が連通させられ、前記複数の多孔質体のうち、前記蒸気管の接続部に近い位置に配置されている少なくとも一つの前記多孔質体の前記軸線方向での両端部に開口する蒸気流路19が形成され、さらに前記蒸発部容器の内面に、前記多孔質体が接触している箇所から多孔質体の接触していない箇所に至る溝14が形成されている。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
蒸発部容器の一端部に連通させられた蒸気管が凝縮部に連通させられるとともに、前記蒸発部容器の他端部に連通させられた液戻り管が前記凝縮部に連通させられて全体として環状の流路が形成され、かつその環状の流路の内部に凝縮性の作動流体が封入され、さらに前記蒸発部容器の内部に、液相の前記作動流体を浸透させて毛細管圧力を生じさせる多孔質のウイックが配置されたループ型ヒートパイプにおいて、 前記ウイックとして機能する複数の多孔質体が、外周面の少なくとも一部を前記蒸発部容器の内面に接触させた状態で、かつ前記液戻り管と蒸気管との接続部同士を結ぶ軸線に沿う方向に離隔させて前記蒸発部容器の内部に配置され、 これらの多孔質体同士の間に形成されている空間部を横切って配置されかつ液相の前記作動流体を流通させる流路形成部材によって前記多孔質体同士が連通させられ、 前記複数の多孔質体のうち、前記蒸気管の接続部に近い位置に配置されている少なくとも一つの前記多孔質体の前記軸線方向での両端部に開口する蒸気流路が形成され、 さらに前記蒸発部容器の内面に、前記多孔質体が接触している箇所から多孔質体の接触していない箇所に至る溝が形成されている ことを特徴とするループ型ヒートパイプ。
IPC (1件):
F28D15/02
FI (2件):
F28D15/02 103E ,  F28D15/02 101L
引用特許:
出願人引用 (7件)
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