特許
J-GLOBAL ID:200903020669730477

自動車の後輪サスペンション装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-147655
公開番号(公開出願番号):特開2003-335117
出願日: 2002年05月22日
公開日(公表日): 2003年11月25日
要約:
【要約】【課題】 ホイールサポート11を5本のリンク6〜10により車体に連結し、各リンクの車体側の端部にそれぞれゴムブッシュ26を配設したマルチリンク式リヤサスペンションAにおいて、ゴムブッシュ26の介在による乗り心地の良さを活かしつつ、スポーツカーにも適用し得るシャープな運転感覚を得る。【解決手段】 コイルバネ12及びダンパ13が略同軸に配置された緩衝装置14の下端部を、後車輪2のホイールサポート11の車体内方側に延出させた連結部30の端部に枢着して、その上下反力が後車輪2に対し負キャンバの向きのモーメント力Mnを発生させるようにする。このモーメント力Mnが自動車の旋回外方の後車輪2において、横力による正キャンバの向きのモーメント力Mpと比較してその横力の限界領域まで常に大きくなるように、緩衝装置14を後車輪2の車体内方に所定の状態で配置する。緩衝装置14を、その上下反力が後車輪2にトーインの向きのモーメント力を発生させるように仮想キングピン軸Kに対して配置する。
請求項(抜粋):
自動車の後車輪の支持部材を5本のリンクにより車体に連結して、該各リンクの少なくとも車体側の端部にそれぞれ弾性ブッシュを配設するとともに、コイルバネ及びダンパからなる緩衝装置の下端部を前記後車輪支持部材の車体内方側に枢着してなるマルチリンク式の後輪サスペンション装置において、前記緩衝装置を、その上下反力が後車輪の仮想キングピン軸の周りにトーインの向きのモーメント力を発生させるように当該仮想キングピン軸に対して配置するとともに、その上下反力が後車輪に対して負キャンバの向きのモーメント力を発生させるように後車輪の車体内方に離間させ、前記緩衝装置の上下反力による負キャンバの向きのモーメント力を、自動車の旋回時に旋回外方に位置する後車輪において横力により発生する正キャンバの向きのモーメント力と比較して、その横力の限界領域まで大きくなるように設定したことを特徴とする自動車の後輪サスペンション装置。
IPC (4件):
B60G 3/18 ,  B60G 7/00 ,  B60G 7/02 ,  B60G 7/04
FI (4件):
B60G 3/18 ,  B60G 7/00 ,  B60G 7/02 ,  B60G 7/04
Fターム (10件):
3D001AA02 ,  3D001AA12 ,  3D001AA14 ,  3D001AA19 ,  3D001BA39 ,  3D001CA00 ,  3D001DA04 ,  3D001DA05 ,  3D001DA08 ,  3D001DA09
引用特許:
出願人引用 (11件)
  • 特開平3-109173
  • 特許第2863922号
  • 操舵輪用サスペンション装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-206499   出願人:日産自動車株式会社
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引用文献:
出願人引用 (1件)
  • サスペンションの仕組みと走行性能, 19970820, 初版, p.196-p.199

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