特許
J-GLOBAL ID:200903022179191236

音響信号符号化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-184829
公開番号(公開出願番号):特開2006-010817
出願日: 2004年06月23日
公開日(公表日): 2006年01月12日
要約:
【課題】 従来は、全帯域共通量子化精度情報の初期値が適当でない場合、繰り返し処理の回数が増大し、必ずしも高速であるとはいえない場合があり、全帯域共通量子化精度情報を初期値から変更する事によって、個別の量子化精度に誤差が生じる可能性もある。【解決手段】 全帯域共通量子化精度決定部13は、入力される現ブロック音響信号の特性を基に、予め分類してある全帯域共通量子化精度値統計テーブルを用いて、現ブロックに近似する音響信号を検索し、その音響信号の特性に最もふさわしいと推定される統計上の全帯域共通量子化精度値を抽出する。量子化器11は、個別帯域量子化精度値と全帯域共通量子化精度値とを用いて、周波数信号を量子化信号へ変換する。周波数帯域決定部16は、符号化情報量の条件を満足するため、人間の聴感特性にとって重要な分割周波数帯域に優先的に情報を割り当てる周波数帯域の決定を行う。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
時間領域のディジタル化された音響信号をある定められた時間間隔でブロック化した後、ブロック内の前記音響信号を複数の周波数帯域に分割し、分割した各周波数帯域毎の重み付けに基づき、ブロック内の前記音響信号の量子化を行い情報圧縮する音響信号符号化装置において、 前記複数の周波数帯域からなる全周波数帯域共通の全帯域共通量子化精度値を決定する全帯域共通量子化精度決定部と、 分割した各周波数帯域毎の聴覚的な重み付けによって、前記全帯域共通量子化精度値を各周波数帯域毎に修正するための個別帯域量子化精度値を決定する個別帯域量子化精度決定部と、 前記全帯域共通量子化精度値及び個別帯域量子化精度値に従い、前記ブロック内の音響信号を量子化する量子化器と、 前記量子化器から出力された量子化信号の符号化情報量を集計する符号化情報量集計部と、 情報圧縮率及び前記ディジタル化された音響信号の特性に従い、前記ブロック毎に情報量を割り与える割り当て情報量決定部と、 前記割り当てられた情報量と前記量子化信号の符号化情報量とを比較し、前記符号化情報量が前記割り当てられた情報量より小なる範囲内で最終的に出力する量子化信号の周波数帯域を決定する周波数帯域決定部と を有することを特徴とする音響信号符号化装置。
IPC (3件):
G10L 19/02 ,  H03M 7/30 ,  G10L 19/00
FI (3件):
G10L7/04 G ,  H03M7/30 A ,  G10L9/18 M
Fターム (7件):
5D045DA20 ,  5J064AA04 ,  5J064BA16 ,  5J064BC11 ,  5J064BC14 ,  5J064BC16 ,  5J064BC18
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (5件)
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