溶鉄のNd添加による処理方法

発明者： , , , , ,
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：森道雄
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2006-003489
公開番号（公開出願番号）：特開2007-186729
出願日： 2006年01月11日
公開日（公表日）： 2007年07月26日
要約：

【課題】Nd添加により溶鉄中にNdPを生成させるに際し、溶鉄中酸素および硫黄の阻害作用を排除し、優れた溶解P濃度の低減効果を確保できる溶鉄の処理方法を提供する。【解決手段】P:0.0001%以上0.5%以下、O(酸素):0.005%以下、S:0.005%以下を含有する溶鉄にNdを添加して、溶鉄中のNd濃度を0.001%以上1%以下とするに際し、スラグ中の(CaO/Al2O3)の値を0.7以上9以下、およびスラグ中の(CaO/SiO2)の値を0.65以上として、溶鉄中のNd濃度:[Nd](質量%)を、溶鉄中のP濃度:[P](質量%)、溶鉄中のO濃度:[O](質量%)および溶鉄中のS濃度:[S](質量%)に応じて、下記(1)式により表される関係を満足するように制御する溶鉄の処理方法である。 0.2<{[Nd]-0.8([S]+[O])}/(0.8[P])<20 ・・・(1)【選択図】図1

請求項（抜粋）：

質量%で、P:0.0001%以上0.5%以下、O(酸素):0.005%以下、S:0.005%以下を含有する溶鉄にNdを添加して、溶鉄中のNd濃度を0.001%以上1%以下とするに際し、スラグ中のCaOとAl2O3の質量濃度比である(CaO/Al2O3)の値を0.7以上9以下、およびスラグ中のCaOとSiO2の質量濃度比である(CaO/SiO2)の値を0.65以上として、溶鉄中のNd濃度である[Nd](質量%)を、溶鉄中のP濃度である[P](質量%)、溶鉄中のO濃度である[O](質量%)および溶鉄中のS濃度である[S](質量%)に応じて、下記(1)式により表される関係を満足するように制御することを特徴とする溶鉄の処理方法。 0.2<{[Nd]-0.8([S]+[O])}/(0.8[P])<20・・・(1)

IPC (2件)：

C21C 7/064 , C21C 7/04

FI (2件)：

C21C7/064 A , C21C7/04 E

Fターム (8件)：

4K013AA02 , 4K013AA07 , 4K013BA03 , 4K013BA14 , 4K013EA26 , 4K013FA02 , 4K013FA05 , 4K013FA06

引用特許：

出願人引用 (2件)

特公平6-21288号公報(特許請求の範囲および3頁左欄8〜13行)
溶鉄のNd添加による処理方法
公報種別：公開公報出願番号：特願2006-003257 出願人：住友金属工業株式会社

審査官引用 (3件)

特開平1-149917
スラグの改質方法
公報種別：公開公報出願番号：特願平5-125615 出願人：川崎製鉄株式会社
耐火物溶損の小さい溶鋼脱硫脱水素方法
公報種別：公開公報出願番号：特願平7-316532 出願人：新日本製鐵株式会社

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